ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

チョッキニドキングについて【シングル】

つのドリルを撃ちまくる、当てれば最強(?)のニドキングについて詳しく紹介します。

f:id:panpikkle:20160609013349j:image(絵:ジェイド氏から)
 
ニドキングといえば、「技のデパート」との異名を持ち、ちからずくで良い感じになった特殊技の火力で(ちからずく込みでサザンドラとほぼ同格のCとなる)、襷や珠、時にはスカーフなどを持って場を荒らす印象が強いかと思います。ですがここでは、耐久調整を施しサイクル適性を高めたニドキングを紹介していきます。
 
使用している型は
 
性格:ひかえめ
 
技:大地の力、冷凍ビーム、不意打ち、†つのドリル†
 
努力値:148-0-4-108-172-76
実数値:175-109-98-130-117-115
 
であり、H16n-1調整、無振りボルトの企みめざ氷を高乱数2耐え、特化珠レボルトの企みめざ氷を確定耐え、こごかぜ型スイクン抜き抜き(スイクン意識のバナ抜き)、残りCであり、この火力でH振りメガクチートに大地の力で75%の乱1となります。
また、頑丈や襷持ちやゴーストタイプ以外の全てのポケモンは確1が取れますので、s115未満にはいつでも3割の勝ち筋があります。
メガクチートへのダメ計からも分かるように、抜群を突かないとまず一撃で相手を倒すことは不可能です。が、地面と氷の範囲はあのマンムーが保証するとおりかなり広く、不意打ちにより多少耐えられても倒しきる事が可能です。
今挙げたマンムーに代表される、一撃技持ちチョッキ地面枠として差別化点が気になる方もいると思いますので挙げておきます。
「一撃技持ちチョッキ地面」はマンムーの他にもドリュウズドサイドンなどが挙げられますが、どれも気合玉が抜群で入りますので、それを嫌う方にオススメです。また、ドリュウズと違って炎抜群でなく、鬼火が痛くないのでドランに対して交代で投げやすい点、ドサイドンより速い点、マンムーと違って浮いてる耐久ポケに一撃技を撃てる点などが差別化点です。チョッキ地面枠の仮想敵であるボルトにはかなり有利で、不意打ちも含めると突破しやすいです。
 
有利不利がはっきりしているので、有利対面では相手はほぼ確実に交代してくるので、交代先を読んで冷凍ビームか大地の力が刺さるならそれを、それ以外ならつのドリルを撃って外せばサイクルを回して…といった運用が望ましいです。読みに依存しているのではないか、と思われる方も多いかもしれませんが、「このタイミングでは読む」と決めておくことで交代読みがしっかりと意味づけられるかと思います。
 
この地氷+一撃技という組み合わせのお陰で、有名な並びに強くなれます。例えば…
・対クレセドラン
クレセリアの無振りサイキネが1/3ほど入り、ヒードランの眼鏡大地が7割程度入るのが目安であり、ニドキングを抜いている臆病ドランにはニドキングに弱いマグスト程度しか打てない点、ニドキングヒードラン対面ではほぼ確実にクレセに引いてくる点を考慮すると、単騎での壊滅も可能です。ヒードラン対面でドリルを打つ事でクレセへの試行回数を稼げます。ここでドリルのみを見せることで相手はこちらがスカーフと錯覚し、ドランを死に出ししてくることもしばしば。
・対ポリクチクレセ
ポリ2とクレセがニドキングに対して安定した引き先と錯覚させられるので、クチート対面でドリルを撃ちます。ポリ2クレセ対面からドリルでは、すぐに当てないと消耗してしまい、ニドキングクチートの不意打ちで縛られやすくなります。
・対受けループ
初手に投げ、ラッキーを強烈に誘いますので、やはりドリルで処理します。例えば初手グライオン対面でしたら、一旦冷ビ→まもる、次ターン相手はまもみがではジリ貧なので安定行動(と思い込んでいる)でラッキーに引きますので、交代読みでドリルを撃ちます。一回でも試行回数を多く稼ぎたいので、強引な読みを通す事をお勧めします。次のターンまでにドリルが当たれば体力満タンでグライオンと対面でき、地震を耐えて冷凍ビームで吹き飛ばせます。やはりここでもまもみがはして来ませんからね。ここまで来れば後は数の有利もありますが大抵は降参してくれます。粘ってきたらTODしましょう。
 
・つのドリルの試行回数と、それに対する「少なくとも一回当たる確率」
1回→30%
2回→51%
3回→65.7%
4回→75.99%
5回→83.193%
6回→88.2351%
7回→91.76457%
8回→94.235199%
当たらない時は本当に当たらないです。
・つのドリルを積極的に撃ちたい相手
ラッキー
サンダー
などなど。役割対象外へのドリルは最終手段です。できるだけ交代戦で崩しましょう。
 
・ゲンガー対面
ゲンガー対面では少し読みを通す事でみちづれされずに突破出来る場合もあります。
初手対面した場合はまずメガ枠かを推理します。所謂対面厨パの場合、メガ枠と想定します。他のスタンなどに入っていた場合、また、メガ枠がゲンガー以外に2匹いる場合襷を警戒します。どちらも初手は不意打ちを除く最高打点である冷凍ビームを撃ち、相手の攻撃を受けます。ここでメガ枠だった場合も、地面技警戒でメガシンカをせずに行動してくる事が多いです。
次のターン、メガストーン持ちだと想定する場合は大地の力を撃ちます。ゲンガー側としてはBD20上昇の恩恵を受けたい訳で、ここで大地の力を撃ってくることはまずないと考えるからです。ゲンガーの鬼火+たたりめ、シャドボ+シャドボはそれぞれ確定で耐えるので、この行動を通す事が出来ればゲンガーを突破しニドキングを残す事が可能です。
メガ枠でない場合は、冷ビの後は不意打ちを撃つ択もあります。相手が攻撃技を撃ってくると読めるならば、不意打ちで落としましょう。
 
他の技候補についてですが、ドラン辺りへの遂行技である大地と、交代先に刺しやすくボルトへの遂行技である冷凍ビームは確定として、ドリルはコンセプト的に外せない事から、切るとすれば不意打ちでしょう。
そこに入る候補として
 
ニンフィアジャローダへの遂行技であり、マリルリ対面で有利が取れます。
ただフェアリー勢のメジャーポケには毒耐性持ちが多く、メガネニンフにはサイコショックで対面から負けますので、かなりピンポイントの採用となるかと思われます。不意打ちを切ってまでして選ぶ技とはあまり思えません。
 
リザYのオバヒは確定耐え、アローの鉢巻ブレバが12.5%の乱1なので、返しの雪崩で倒せます。が、鬼火アローだと止まる点、対面処理が出来てもHPがレッドゾーン必至なので役割放棄になると思われます。どうしても対面処理をしたい構築でない限りはお勧めしません。ガモスが大流行すれば別ですが…
 
受けループのエアームドで止まらなくなります。また、ナットレイ等は基本的に炎技を警戒して引きますが、流した後に掃除が出来るので持ってて損はありません。
 
など、どれも不意打ち程の重要度は見られませんので、どうしても、パーティ上必要でない限りは技構成はこれで確定だと思います。
 
 
・余談
f:id:panpikkle:20160519054806j:image
夢にまで見たこの圧倒的出し勝ち。必中ドリルを打ち込んでやるのだ。