ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

好きなポケモンを入れてパーティを組む方法【シングル】

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・はじめに

パーティ構築、皆さんはどうやっていますか?

  

強者のブログを真似る?

全てオリジナルの型で組む?

好きなポケモンを入れて勝ちたい?

  

色々な意図が交錯するのがパーティ構築だと思います。ですが、そう簡単に「勝てる構築」は作れませんよね。先人の構築を真似ても簡単には勝てないと思います。そこで、自分で「勝てる構築」を組むにはどうすれば良いのか、また、好きなポケモンをどうやって採用するかをシステマティックに考えられるようにしたいと思い立ち、色々考えましたので纏めたいと思います。特に、オリジナルの型を使って勝ちたい方には読んで頂きたいです。

 

・パーティの方針を決める

パーティは大別すると「対面構築」「サイクル構築」2つとなると考えられます。それぞれの考え方を確認しましょう。(ギミック系の構築はどちらでもない感じですが、筆者があまり使った事がないのでここでは記述しません。)

 

 

・対面構築

対面性能の高いポケモンを並べ、あまり交代をしない構築です。1-1交換以上を目指すことで勝ちを目指す立ち回りが特徴です。

有名な並びですと、"ガルーラ、ガブリアス、ゲンガー、ボルトロスバシャーモスイクン"の並びです。ガルーラ、ガブリアス、ゲンガーは1-1交換以上が成立しやすいポケモンの代表格であり、この3匹のうちどれかを初手で投げれば出し勝ちしやすいでしょう。また、バシャーモスイクンは刺さる構築に対して部類の強さを発揮します。そして、ひとまず1発耐えて確実に麻痺を撒けるボルトロスがいます。麻痺を撒けたら本来ならガルガブゲンが見れなかった相手を倒せるようになるので、実質ボルトロスと裏のガルガブゲンが苦手なポケモンとの1-1交換となる……といった流れが理想でしょう。

(例)ガルーラバシャーモ対面、ボルトロスに交代し格闘技を受け止め、電磁波でバシャーモを麻痺させることでボルトロスは退場するが、ガルーラがバシャーモに負けなくなる。

 

こういった攻めっ気の強い構築となります。現在環境で最も多く見られる構築は対面構築だと体感しています。

 

・対面構築を組む時の考え方

世に出回っている大半の対面構築は、先ほど例に挙げた「ガルガブ」を基調とする並びです。ですが、例外として対面構築を組む時の考え方で組まれるパーティがありまして、それが「タイプ統一パ」です。交代をしない、というより交代ができないから必然的に対面構築に近づくんですね。無論、起点系に分類されるタイプ統一もあるかもしれませんが、それは今回は考えません。

では実際に組みたいのですが、対面構築の6匹の役割をおおよそで並べると、

 

① 対面性能のめちゃ高いやつ

 

② ①が出し負けとなりやすい奴らに対して強い、対面性能の高いやつ

 

③ ①が出し負けた時の引き先であり、①が苦手な相手を後出しから倒せたり、機能停止にしたり、流し際に負荷を掛けられるやつ

 

④ ②が〜以下③と同様

 

⑤ 襷枠 舞われたりしてどうしようもない相手をどうにか出来るやつ

 

⑥ 自由枠 地雷枠や、上5匹で苦手な有名構築を嵌められるやつ

 

好きなポケモンを入れて対面構築を組みたい!という方は、上記の①〜⑥に当てはまるような型を開発しましょう。

 

特に、⑤襷枠や、⑥地雷枠はマイナーポケモンでも入る余地は十分あります。

 

・サイクル構築

受けては行動、交代して受けては行動……を繰り返すのがサイクル構築です。相手のパーティによって様々な試合進行が見られるのが特徴であり、筆者は個人的には1番ポケモンをしていて楽しいと思う戦法です。有名なところですと、"バシャーモ、サンダー、ナットレイ"の並びや、"マンムーボーマンダスイクン"の並びなどが挙げられます。また、受けループや役割論理といった変わり種も存在しますし、バンドリマンダやトノラグボルトなどの並びもサイクル構築に近いと言われていたり。

 

・サイクル構築を組む時の考え方

はじめに、サイクル構築には好きなポケモンを組み込みやすいです。なので、オリジナルの型に拘る方は、是非サイクル構築をお勧めします。が、対面構築に比べて勝つのが難しいのも確かですので、心を強く持てるかが問われるのです…

 

サイクル構築といえば、先ほども述べた通り、「受け出しが可能である」ポケモンで固める構築なのですが、組む時の軸となる1匹目は、「耐久値を意識せず」「高速の中〜高火力」をお勧めします。例えばゲッコウガやゲンガー、などですね。無論、ここに好きなポケモンが当てはまるのであれば是非採用しましょう。特に、先ほど挙げた"ガルガブゲン"のうち2匹くらいに強いとなお良いです。

ここで、「何故紙耐久なのにサイクル構築に採用するのか」という至極当然な疑問が湧く方も居ると思いますが、全員が受け出ししやすい遅いポケモンですと、ハッキリ言って環境に多い対面構築に勝てません。サイクルを回した後に削れた相手を掃討する役割だと考えて頂けると分かりやすいでしょう。

続いて、2匹目は1匹目の補完です。1匹目が対面で勝てない相手に対し受けが効き、次のターン相手が居座れば倒せるポケモンでありながら、交代された際に負荷をかけることが出来る火力、技が求められます。また、ボルトチェンジやとんぼがえり、回復技などを持っていると一層便利です。

 

具体例を挙げると、「ゲッコウガが対面で勝てないファイアロー等に強いHBゴツメサンダーを入れる。サンダーはファイアローが居座ればファイアローを倒せるので、相手はファイアローを交代させる筈である。つまり、裏に負荷を掛けられるどくどくや、ボルトチェンジファイアロー以外の相手とゲッコウガを対面させる事ができる。また、数回サイクルを行う過程で羽休めを挟める。」といった感じです。

3匹目は2匹目でまだ難しい相手の対策が出来るポケモンを入れます。このポケモンもやはり2匹目と同じような事が求められます。

具体例を挙げると、「ゲッコウガの引き先としてサンダーを用意したが、これではポリ2にサンダーを投げるのは少々怖い。そこで、ポリ2に対し安定して投げられる上に、交代先に安定して負荷を掛けられる"やどりぎのタネ"を持っているナットレイを採用する。」といった感じです。

さらにこれを繰り返して、先発に投げやすい紙耐久ポケモンが対面処理できない相手を他5匹で網羅していきます。

勿論有名な並びは上記の考えが出来ている並びですので、サイクル合戦になって有利になれるかはあなた次第です。そこで、相手の無知に付け込めるような地雷枠のポケモンの型を開発できると確かな活躍が見込めます。特定の有名な並びに強い型ですと特に採用しやすいでしょう。筆者はこの枠としてチョッキニドキングを考案し、相手の無知に付け込んで勝ちを拾っていました。

http://panpikkle.hatenablog.com/entry/2016/05/17/123514

 

こうしてサイクル構築を組むわけですが、対策したいポケモンに漏れがあると困りますので、流行のポケモンはリスト化し、エクセルで処理すると分かりやすいです。

 

特に対策を入れておきたいポケモンを挙げますと、

ガルーラ、ガブリアスボルトロスバシャーモキノガッサマンムーなどです。受けられるポケモンが限られるので、上手く組みましょう。

 

最後に纏めますと、

① 高速アタッカーを軸とする。耐久は気にしない。

② ①を補完する枠。回復技、とんぼやボルチェン、ステロ、高火力で交代された先にも明確に負荷を掛けられる技、電磁波やどくどくややどりぎ等の相手に依らず負荷を掛けられる技があると良い。

③ ①の補完をしている②の補完枠。②と同じような性質の技が求められ、②と③でサイクルを回しやすい相性補完があると良い

④〜⑥ 上記を繰り返して補完で流行りポケモンの対策を網羅する。①とは別に2匹目のエースを入れるのも可。

 

・さいごに

このような感じで「勝てる構築」が組めると思っています。あくまで2000に一度乗った程度のプレイヤーの考えですので、上位の方々からするとまだ足りないと思われるかもしれませんが、構築を組む時の考え方を纏めてみたいと思い当記事を書きました。好きなポケモンを入れたパーティの組み方が分からない!という人がこの記事を見て良いパーティに巡り会える事を祈ります…

また、上記の方法でもどうしても組み込めない程数値が足りなかったりするポケモンも存在しますので、そういうポケモンが好きという方々には申し訳ありませんが、勝てる構築を組むのが無理な場合もご了承下さい。