ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【マイナー】マイナーポケ入り構築の心得【シングル】

・はじめに

 

レート戦で勝つためには、構築内にマイナーポケや地雷ポケを入れ、「騙して勝つ」のが鉄則だろう、というのが持論だ。

実際滝ポケなどの上位勢の構築を見ていると、妙な型やマイナーポケを見かける事が多く、テンプレ型のみのパーティである上位勢というのはほぼいないと言えるだろう。

 

しかし、マイナーや妙な型(以下、マイナーポケや妙な型を総称し、「地雷枠」と呼ぶ)を考案、構築に組み込んだ際に実戦で上手く活躍させられているだろうか。筆者はここが非常に難しい点だと感じている。

ここでは、地雷枠をどう扱うのが良いのか、上手く活躍できない理由は何なのだろうかを自分なりに纏めてみた。

 

追記:筆者はサイクル系構築の人なので、すべての地雷枠がこの理屈に当て嵌まるとは限らない。サイクル系に地雷枠を組み込む前提での考え方である事をご理解頂きたい。

 

 

・型の考案段階での留意点

 

地雷枠に欲しい要素は以下の2つのうちどちらか一方もしくは両方だ。

 

①相手の安定行動を崩せる

 

②特定の有名な並びを単騎で崩せる

 

 

①・・・例えば"どくどくガブリアス"は、クレセなどの誘う耐久ポケへの好手を持つ。これにより対クレセドランへかなり安定した型になったと言えるだろう。

 

重要な点は「ガブリアスvsヒードランの対面で、ヒードラン側はクレセ引きが安定行動であるが、その安定行動を崩せた。」という点。ヒードラン対面でどくどくを撃つ事に抵抗があるかもしれないが、初手対面は取り敢えず地震、という、初手の読みを放棄するプレイヤーも少なからず存在するのがドラン引きへの強制力となっているので9割方引いてくると言える。

 

②・・・例えば"チョッキつのドリルニドキング"は、ドラン対面でのクレセ引き、という安定行動をつのドリルにより崩せるので、①の条件を満たしている上に、クレセドランという有名な並びを1匹で壊滅させられるといえる。

対応範囲の広さと引き換えにドリルの不安定感などデメリットもあるが、①②の両方を満たしているので地雷枠として動かしやすいのだ。

無論、その構築ピンポイントに刺さる型だとパーティの1枠を使う程ではないので、複数の構築や単体を役割対象とするのがベターである。

 

 

・選出段階での留意点

 

さて、型が完成した後はパーティに入れ、問題となるのが選出時だ。いざ選出したら負けた、というシチュエーションは少なくない。刺さる筈の地雷枠だったのに何故なのだろうか。

 

 

これは「選出したい」「渾身の地雷枠を活躍させたい」という欲求が最善の選出を阻害しているのではないだろうか、と筆者は考えている。要は地雷枠を特別視しない事が重要なのだ。

 

まず「地雷枠を"選出出来る"相手」と「地雷枠が刺さる相手」は違う、という認識が大事である。

選出時の危ない思考パターンとして「地雷枠が出せるな…あと2匹を何にしようか」というものがある。地雷枠を選出する事を固定してしまうと、選出パターンは半分にまで減ってしまう。(6匹から3匹選択:6C3=20,1匹固定、残り5匹から2匹選択:5C2=10)

残りの10パターンにより良い選出パターンがあるかもしれないのに、選択肢の幅を半減させているのは勿体無さすぎる。

 

よって、地雷枠を特別視しない事で、地雷枠入りの構築を運用する上での間違った選出を避けられるだろう。

 

 

 

・さいごに

 

地雷枠の運用方法として筆者が心掛けている事は以上である。特に選出に関しては結構やらかしてる人が多いのではないだろうか?

 

使ってあげたいのはやまやまだが、まあ落ち着いて本当に出して活躍できるか冷静になれよ、という自身への説教でもある記事になった。自分の文章で耳が痛い。