ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【単体記事】スカーフニンフィア【シングル】

・はじめに

ニンフィアといえば眼鏡型、ねむる瞑想型(欠伸、いびきなど複数ある)などの印象が強いので、主な処理法は「上から殴る」といった物が多い。"消耗させた後にガブで縛る"などといった立ち回りをするシチュエーションは少なくないだろう。

そこで、そういった消耗後上から殴ろうとする相手を返り討ちにすべく、ニンフィアにスカーフなるヤバいアイテムを与えてみた。すると、一風変わった地雷枠として活躍してくれたので紹介したいと思う。

 

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調整:CS252H4 臆病

確定技:ハイパーボイス はかいこうせん

準確定技:シャドーボール

選択技:サイコショック めざパ炎、岩、地 ねごと でんこうせっか

 

・特徴

最速115族まで抜けて、通りが良く、いい感じの火力を安定して発射できるので、終盤の掃除が可能となる。

耐久に振っていない分、繰り出し回数は通常のニンフィアより1回少ない印象があるが、その分奇襲性能があるのでサイクルへのメリットは五分五分といったところ。

HPが1でも残っていれば温存する価値が存在する点は、普通のニンフィアではあまりない特徴であるから、意識しておく。

相手の炎、鋼枠の選出を強く誘導し、有利不利が明確であるから交換も強く誘うので相手の行動を読みやすいメリットはニンフィアというポケモン自体の特徴として押さえておきたい。

 

・運用のコツ

初手に投げ、有利対面ならば"誘うニンフィア対策枠に有利が取れ、流し際に相手を選ばないようなポケモン"に即バック。釣りの餌として扱う。

例:初手ニンフサザン対面、ドラン交換読みニドキングバック、次ターンニドキングで冷凍ビームを撃ちサザンを狙い撃ちする。

 

例でも挙げたように、ドランナット等の鋼ポケや、アローガモス等の炎ポケを釣るために使う。ただし例のサザン対面のような釣り交換を行うと、交換の順番の性質からスカーフがバレる場合がある事に注意する。バレても掃除役を果たすことは可能であるので釣り交換の価値は大きいが…

無論、技候補の中の各種めざパは、各有利対面で交換読みで刺す。スカーフであるから、確2に抑え込めば火力は十分である。一発めざパを入れたら引かれることもあるだろうが、この「次回以降のサイクルでは縛れた」という事実が非常にデカいのだ。

 

・ダメージ量見誤り偽装

 このニンフィアを後出しし、残り体力の半分以上のダメージを受け止め、上から一撃で飛ばす立ち回り。こちらのミスを偽装している。

例:サザンドラにHP満タンのニンフィアを後出しし、ステロ+眼鏡だいもんじを被弾する。ここでHPは残り4割ほどとなり、つぎのだいもんじで確実に落ちる事が分かる。サザンドラは文字でニンフィアを縛れたと考えるので、居座ってだいもんじを打ってくるからスカーフボイスでサザンドラを突破する。

ここで相手は「ニンフィアの耐久を過信したプレミ」と判断する事はあっても「スカーフだから出してきた」と判断することはあまりないだろう。

この時、ニンフィア後出しの選択時間が早すぎると堂々とし過ぎていてスカーフだという疑念を持たれる可能性があるので、少し遅らせるのが得策か。長考するフリや即決などは地雷枠の扱いに於いては重要である。

 

 ・さいごに

意表がつける事は勝負において非常に大きいが、意表がつける型の特徴を使用者が理解していなくては意味がない。特徴を明確にしておくことで、序盤から大きく優勢にしたり戦況を覆したりするための強力な駒となるだろう。

 

というわけで、スカーフニンフィアについて今回はまとめてみた。「何より意表がつける」はネタなんかじゃないさ。