・はじめに
ベトベトンといえば、その耐性から環境トップのカプ・テテフ(以下テテフと略す)に後出しから勝てるという数少ないポケモンです。他にもゲンガーなどに後出しが効き、対面からならばカプ系全般やボルトロスなどにも等倍で殴り合って勝てるポテンシャルを秘めており、耐性だけでなく数値も優秀であるポケモンです。
さて今回は、上記の仮想敵への汎用性をなるべく保ちつつ、ギルガルド対策に着目した悪Zベトベトンの紹介です。
・型
ベトベトン@悪Z
性格:いじっぱり
努力値:212-252-20-0-20-4
実数値:207-172-98-×-123-71
確定技:かげうち 噛み砕く ダストシュート
調整の意図:特化150族(A227)からの不一致地震耐え 特化サザンドラ(C194)の眼鏡流星群耐え 特化カプ・テテフ(C200)のムンフォ2耐え
考察
噛み砕くZは威力160となり、シールドフォルムのH252ギルガルド(167-170)や無振りのメガメタグロス(155-170)などを確定で突破できる火力となる。
メガメタグロスに関しては付加価値だが、ギルガルドに関しては、最遅ギルガルドに先制で噛み砕くZを通すことが可能。
ギルガルドは対面からの場合、弱保狙いで突っ張ってくることが多く、キンシから入るギルガルドはほぼいないので悪Zでギルガルドを無償突破もしくは裏に大ダメージを入れることが可能。後出しからの場合、キンシ読みでダストシュートを打ってから悪Zとする事でやはり同一局面となる。
後出しからだと少々運が絡むが、上記のようにギルガルドを無償突破する可能性がある。なお物理ガルドは最遅にしていないことが大半なので、後出し時に剣舞を打たれているとアイへで高乱1で逆に縛られるので注意が必要。
この、特殊ガルドを一撃で飛ばせる性能を軸として、非接触技であるダストシュートは確定。ダストシュート+毒ダメでギリギリ落としきれない相手はちらほら居るので、かげうちも搭載したい。
さて、ここで選択技を考える。
・おいうち
テテフに後出しし、おいうちでテテフへの役割遂行を行える。戦況に応じて「テテフにおいうちを当てるか」「裏に悪Zやダストシュートで負荷をかける」という選択を能動的に行うことが出来る。
以下の技は机上論、実際に使用した事はないが選択技として挙げておく。
・岩石封じ、ストーンエッジ等
相手がはたきおとすを読んで、Z持ちやメガ石持ちのガモス、リザなどが出てくるのを狩る。岩石封じは起点を回避、エッジは2倍弱点への処理速度も期待できるだろう。
・はたきおとす
Zを打った後に噛み砕くでは物足りない時や、持ち物を落としたい時があるので、そこを補いたい場合は採用。ポリ2に強くなる点も美味しい。
・置き土産
Zのもう1つの選択技を得る。状況に応じて動けるのは強みか。
・さいごに
ギルガルドを無理やり倒したくて採用したが、いざ使用してみると後続への負荷をかける動きも優秀だった。
選択技はおいうち採用で運用しているが、おいうちとZ技のどちらを撃つかでサイクル戦を好きなように作り上げられる点が素晴らしい。統一でしか使っていないので、統一以外でも使ってみたい。
何か質問がありましたら気軽にコメントをどうぞ。