ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【シングル】どくみがマタドガス【育成論】

・はじめに

マタドガスといえば特性とタイプ、鬼火持ちという要素が噛み合った、物理を受けたくて仕方ないようなポケモンです。

 

しかし物理相手に圧倒的な詰ませ性能を持つ反面、特防の低さや炎ポケに鬼火が当たらないことから、特殊ポケや炎ポケに起点にされやすいのが欠点です。

そこで今回は、長所である物理受け性能を少し落とした代わりに欠点を補った型を紹介しようと思います。

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 持ち物:くろいヘドロ
性格:ずぶとい
努力値:164-0-252-0-0-92
実数値:161-85-189-105-90-92
技構成:毒々 守る 身代り 放射or文字
調整の意図:H16n+1 ヘドロ込みで200ガブリアスの逆鱗2耐え なるべくテッカグヤに先制したいので残りSへ

備考:放射だとドリュウズ乱2 文字だと確2

 

・考察

マタドガスが持っている、「鬼火、放射、いたみわけ」辺りの技を搭載するイメージから、サイクルにおいて役割対象外に負荷をかけるのは苦手なのがマタドガスの弱点だったが、どくまもみが戦法はそこを覆している。有利対面で流す際にどくどく、1サイクルしたあとはみがわりと入る事でまもみがハメでサイクル戦が有利に進む。また、流した際に積み技持ちが出て来た場合積み技読みでみがわりすることも可能。1サイクル目からハメ開始となり、かなり有利になる。

 

・他のどくまもみが型との違い

 どくまもみが戦法を取るポケモンといえば、メジャーなところだとギルガルドヒードランクレッフィなどが居る。鋼タイプ持ちが多い印象だろう。

鋼タイプに寄るのはなぜか、それはみがわりが残しやすいからだろう。また、毒が通らない鋼への有効打を持っているポケモンが多い。

それに対してマタドガスは鋼タイプでこそないが、「みがわりが残しやすい」「放射持ちなので鋼への有効打がある」と、素質はある事がわかった。では、マタドガスの強みはどこだろう。

 

マタドガスの強みは「読まれない」「地面ポケに有利」という二点である。読まれないので安易な積み技を誘いやすく、サイクルを回さずともみがわりを残せる。また、メジャーなどくまもみが型のポケモンは大抵地面弱点であるが、マタドガスは地面無効勢である。初手に出やすいステロ地面枠に対して出し勝ちが出来るので、先発から相手をかき乱しやすい。

あと、残飯枠を取らないのも他のどくまもみが型にはない利点かも?

 

・従来の鬼火マタドガスに劣る点

鬼火による対物理の詰ませ性能を切ったため、一部役割対象から外れる相手がいる。例えばガルーラ、ベトベトンなど。特にどくどく無効勢で炎弱点でない相手は苦手なので、一部毒タイプに非常に弱くなる(物理アタッカーの毒タイプはほぼ居ないのであまり問題がない)。ウツロイドドヒドイデなどは繰り出されるだけでサイクルが不利になるので、入っているパーティには極力選出したくない。はなから選出しないか、釣り交換で対面させないよう心掛けたい。

 

・ハメる時の予備知識

みがまものHP管理を数ターン先のHPまで読むのは大変なので、頻出局面についていくつかの事実を纏めておく。

①交換読みどくどくを成功、次ターン積み技読みでみがわりを選択するが攻撃され、後攻みがわりからまもみが開始の場合

●攻撃されたダメージが80以下ならばみがわりを残して突破可能。

●攻撃されたダメージが81以上120以下かつ放射で相手のHPの1/16以上削れる場合、みがわりを残せないが突破可能。

 

②対面からどくどくスタート、次ターンまもる、その次ターンに後攻でみがわりからまもみが開始の場合

●攻撃されたダメージが65以下の場合、2ターン目に守らずに進行可能で、最終的にはみがわりを残せないが突破可能。

●意地ガブの逆鱗以下の火力指数の場合、どくまも放射まもで突破可能ならば突破可能。(放射で6/16以上入る場合)

 

 

(書いてて思ったけどほぼ自分用のメモだなこれ……)

 

 

・さいごに

毒統一用に考えた型なので普通のパーティに適応する保証はない。

 

毒撒いたあとみがわりを押して積み技を撃たれた時がめちゃくちゃ気持ちいいので、気持ち良くなりたい人は一度使ってみてね。