・はじめに
散々推してるのに単体記事書いてねえな!!!
と思い出したので書きます。
ツイッターで布教しまくっているのですが、依然として某構築記事リンク集から「ゴルバット」と検索をかけても私の記事しか出てきません。こんなに強いのに不思議だなあ…
・型
持ち物:しんかのきせき
技構成:どくどく 羽休め 黒い霧 とんぼ
特性:せいしんりょくorすりぬけ
性格:わんぱくorのんき
努力値:244-0-252-0-12-0
実数値:181-100-134-×-97-α
※備考 性格や個体値を弄る事でS実数値を85〜110の間で好きに選べる
後出しから勝てる相手:ほぼ全てのミミッキュ、舞がないガブリアス、舞がないランドロス、ポリゴン2、クレセリア、サザンドラ、メガラグetc…
対面から勝てる相手:ガルーラ、イーブイバトンetc…
・型の特長
現環境でミミッキュを後出しから狩るのが得意で、なおかつ汎用性を保ったポケモンは多分こいつくらいではないだろうか。A+2無限暗夜→黒い霧→シャドクロを確定で耐えるので、最大火力を当てられても後出しから回復が追い付くし、黒い霧のタイミングゆえに2度目の舞もケアする動きが可能。最近はのろみがミミッキュも多いが、特性すりぬけにより貫通でどくどくを放つ事が出来るのも有利な点である。
こういった対ミミッキュ性能に加え、とんぼがえりという「化けの皮壊し」やら「見てからの交代」をしつつエースを無償光臨させられる対面操作性能と毒羽による耐久ポケ崩し、数値受けによる相手方の抜きエースに対するストッパー性能(相手によっては毒により突破も可能)が揃っており、非常に汎用性が高い。ただし猛毒が効かない相手には何もできないので、交代読みでとんぼを押したり、それが怖ければ次のターンにでもなんとかなる場合もあるので、後攻とんぼでエースを下ろせば良いだろう。
・S実数値最大と最小による主な仮想敵の変動
1.無補正無振りV(110)
主な意図は無振りランドロス(111)抜かれ、クレセ(105)抜き 特にクレセを意識しているので、最近みがわり持ちも多いことからすりぬけ型だと仮想敵に合う。
ごく稀にS個体値妥協ランドロスに下を取られるかもしれない……?ヒ○ダインみたいな人がいない事を祈る
2.最遅(85)
羽読み地震ケアと後攻とんぼを重視すると最遅が推奨となる。ただ85〜110帯に地面ポケがいるかというと少々怪しいので、どちらかというと低レート帯での事故回避を意識したものとなりやすい。かといって110まで引き上げるメリットもせいぜいクレセ程度なので、もはや好みのレベルかもしれない。筆者はなんとなくこちらを好んで使うが、やはり特別具体的な理由はない。
特性が精神力だと変なところから飛んでくる怯み技のケアが出来るので、遅さゆえの怯み事故回避ができる。もちろんすりぬけの利点もあるし、最遅でなくとも精神力が活きる場面は多い。
・それぞれの特性の利点
どちらも比較的、知ってか知らずか特性を無視して立ち回られるシチュが多いので、みがわりか怯み技のうちやられて困る方のケアとして採用するのがいいだろう。
すりぬけは起点にしようとしてくるクレセリアやギャラドス、ボーマンダなどが主な仮想敵だが、他にもみがわりをよく使うテッカグヤ、ヒードラン、ゲンガー、グライオンへはこちらから何も有利な技がないのですりぬけが活きない。このように、みがわりを撃つメジャーポケでなおかつどくどくが通るとなるとなかなかにピンポイントだが、その撃ってくる相手的にすりぬけの使用感は悪くはない。(また、みがわり対策としてすりぬけではなく黒い霧を吹き飛ばしにするという手も一考の余地あり。こちらはラス1みがわりに弱いので立ち回りを見直す必要がある。)
精神力は雪崩持ちの仮想敵が多いので活きる場面は多い。ガルーラ、ガブリアス、ランドロスなどが雪崩を使うゴルバットの仮想敵で、3匹ともこちらを半分削れる技を持っていないので(舞ガブ、舞飛zランド以外)毒羽での役割遂行が安定する。他に活きる場面はメガラグの滝、火力補強なしのサザンドラの悪波などなど。どちらも確定3発に抑えられており、やはり毒羽安定となる。
ただしメガギャラドスの滝登りは「かたやぶりで精神力が無効化され怯む」という目撃事例の少なそうな仕様により抹殺されるので怖い。ドリュの雪崩アイへも(ドリュを見れるわけではないが後攻とんぼが不発になり得る)同様で怯む。安定こそしないが、ギャラドスを見たいのならみがわり持ちも考慮するとすりぬけの方が分があるといえる。というかギャラドス相手だと精神力のメリットがほぼない。
・相性のいいエース
「攻撃を受け止めての後攻とんぼ」による対面操作がメリットとなりやすいエースと相性が良いので、「ミミッキュが苦手」「後出し出来るほど硬くない」「ゴルバットが倒せない鋼へ打点がある」などのエースから需要があるだろう。筆者は一度有利対面を取ったら逃さないメガゲンガーと組んでいるが、他に例を挙げるとすれば、バシャーモやゲッコウガなどだろう。特にバシャーモは共通のエスパー弱点さえケアすればかなりの相性だろうと考えている。地震を透かせて毒状態と相性のいいまもるも自然と採用される。
・さいごに
多分使い慣れるまではミミッキュ狩り以上の仕事は難しいと思いますが、慣れれば慣れるほど仮想敵が広がると思います。耐性、数値、技と唯一無二の面白い要素が揃っているので、パーティの穴埋めにチョコっとアクセントを加えるつもりで入れてみてはどうでしょうか!?