ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【雑記】勝ちのビジョンと読み行動

・はじめに

S4は良い戦績を残せず、構築記事はお休みです。環境が逆風であるという言い訳も出来なくはないですが、スランプに陥っている気もします…

さて、「スランプ期から脱するためには考えを文章化して整理するのが1番」というのが我流の脱スランプ方法でして、勝つための思考について、レートを上げるために必要なことを纏めようと思います。たまーに「どうやったら毒統一で勝てるのか」などとツイッターで聞かれますが、140字で答えられるはずもないので今後はここのリンクを貼り付ける算段です…

 

相応の実力者には釈迦に説法、「当たり前じゃないか」と思うことを列記すると思いますが、そういった「当たり前」を文章化、意識づけすることで今一度対戦への考え方を見直そうという魂胆ですのでご理解ください。

 

 

・勝ちのビジョンを持つ

まず選出の時点で意識することがこれです。

選出時間に「相手のパーティに刺さる3匹を選ぶ」で終わらず、「相手の6匹に対して、それぞれそのポケモンを瀕死にしたターンをイメージする」ところまで出来ると、一貫性のある立ち回りが可能となります。

このイメージを行うことで、それを主軸とした動きができます。「こいつを処理するために襷を温存しておかないと」「こいつと対面するまでにトリルを張らないと」

また、それは勝ち筋に限らず、「おいかぜ効果中にこいつを処理しないと」などの、負け筋からの逆算もアリでしょう。

 

また、勝ち筋は複数個用意できると更に良いです。

バシャーモを処理するためにはドヒドイデで受け切るか、毒を入れたあと後攻まもみがで嵌めるのの2ルートがあるな…」などです。ただし、高KPのポケモン達は当たり前ですが強いので、少なくとも1ルート、あれば2ルート用意するのが妥当でしょう。

 

また、この「処理ルート」には読みや運が介在しても良いと私は考えています。

例えば私は毒統一でカプ・テテフを処理する手段に、「ベトベトンで受けて釣り交換を繰り返し、他をなんとか倒した後にラス1カプ・テテフに対してベトベトンカプ・テテフより速いアタッカーを温存する」というややこしいルートを用意しています。

ここで釣り交換は成功する前提で処理ルートが組まれています。(厳密には失敗しても第2の処理ルートがあったりなかったりしますが)

また、どうしても選出枠を制限され、運に頼るのもアリでしょう。催眠ゲンガーなどはこういう時に有用なわけですね。

ここでも私の選出例を挙げますが、

「相手のパーティにバシャが居るのでドヒドイデを出したい、テテフも居るのでベトベトンを出したい、マンダが居るのでゲンガーを出したい。ただこの選出だと相手のナットレイが厳しいので、催眠で倒す前提で行こう、出て来なければ打たずに済むし」みたいな考え方になります。

欠陥構築だという指摘も大いに納得出来ますが、逆に言えば欠陥0の構築もなかなか存在しないわけでして、そういった欠陥を補えるような「処理ルートの整理」も必要なのだと思います。もちろん、「処理ルートを無理やり作り出せる技構成」も有効ですが、運絡みも覚悟していいのではないのでしょうか。

 

ちなみに上記での3匹を突破するターンをイメージすると、「ボーマンダはこごかぜ(+かげうち?)で突破」「バシャーモドヒドイデで猛毒再生もしくは熱湯で突破」「テテフはベトベトンを使い持ち物を判別し、ラス1にして、拘っていたらサイキネ以外を固定できるのでドヒドイデもしくはゲンガーで処理、拘っていない場合はゲンガーかベトベトンで処理」です。

高KP相手には構築段階でこれくらいのイメージを先に作っておくと良いかもしれません。構築段階で無理でも、実戦で試して行くうちに構築を改良する際に意識すると良いのでしょう。

 

・さいごに

以上が勝てた頃の構築観でした。

勝てた頃の……ですが

レートが伸び悩む方は、突破のビジョンが見定まってなかったりしませんか?高レートの方は多分当たり前のようにやってると思いますが、構築段階、選出段階の双方で考えていましたか?

 

私は集中力が切れてくると選出段階でうっかりしがちなので、しっかり意識づけしたいところです………(小声)

 

余談ですが私は詰将棋が大好きでして、こういった考え方は詰将棋から輸入しています。詰将棋ポケモンと通じるものがいろいろあり、ポケモンの実力アップに確かに貢献しているので、他のポケ勢も詰将棋しようぜ?