ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【構築記事】対面クラゲゴヨン 最高1937【毒統一】

・はじめに

S10お疲れ様でした。

今期は新規開拓ということで、前期使用したミズZドククラゲを軸に毒統一を再構築してみました。

f:id:panpikkle:20180705225004p:plain

最高レートは1937で、18帯辺りからはほぼ無敗で1900まで行けました。

f:id:panpikkle:20180705233040j:image

 

・構築の経緯

試運転の過程で、圧倒的にドククラゲと同時選出されやすかったのがアーゴヨンだった。が、当時は龍zでの採用だったので、自動的に「相性が良い2匹の筈が2z選出」という矛盾を孕んでいた。

そこで、ゴヨンの持ち物をz以外にするところから考察は始まった。珠、スカーフ等考察したが、最終的に行き着いたのが襷ゴヨンである。

襷ゴヨンは襷を盾に強引な居座りを可能とし、相手の深読みを誘発し幾多のイージーウィンを生み出せた。

さらにクラゲゴヨンとともに選出率が高かったのがモロバレルである。

バレルで寝かせてゴヨンで悪巧みの動きはz時代でも2/3の確率で無償で悪巧みが積めて強かったのだが、襷ゴヨンだと1/3を引いてもリカバリーが効きやすい。リスクをケアしつつ大きなアドバンテージを狙えるコンボとなった。

残り3枠は、ゴヨンで制圧しづらいグロスへの抑止力とこごかぜ鬼火による起点回避力を兼ね備えたメガゲンガー、テテフ牽制のベトベトンを採用。

最後の枠は、この5匹でコケコにボルチェンで回されると一方的に不利なことから、電気カット枠が必要とされた。コケコとともに組まれやすい構築傾向を見ると、カバマンダガルド系が多く、この系統の構築に不利を取らないよう、専用の対策枠としてマンダガルドに対面で有利を取れる、少し変わったニドキングを採用した。

 

・型紹介

☆ゲンガー

f:id:panpikkle:20180114183630g:plain

持ち物:ゲンガナイト
性格:おくびょう
特性:ふゆう→かげふみ
技構成:鬼火 祟り目 気合玉 こごかぜ
努力値:0-0-4-252-0-252
メガ前実数値:135-63-81-182-95-178
メガ後実数値:135-63-101-222-115-200

 

最近選出率が下がったが、ゴヨンの通りが悪い際に選出するエース枠は必須なので採用。

ゴヨンが苦手なバンギ、ドラン、エンペ等に打点を入れるためきあいだまは必須。

ミミッキュにエースが両方とも無防備なので鬼火、鬼火やバレルとの相性を加味して祟り目、最後のこごかぜは環境にこごかぜでワンパンできる4倍勢が少ないことからヘド爆等に変更しても良いかもしれないが、Sを下げてゴヨンで詰める動きも強いので考察中である。気合玉Zだとゴヨンの補完として優れるので、来期はZゲンガーを使うかもしれない。

 

ドククラゲ

f:id:panpikkle:20180705224013g:plain

持ち物:ミズZ
性格:おくびょう
特性:ヘドロえき
技構成:熱湯 アシッド 凍風 ドロポン
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:155-67-85-132-141-167

 

自慢の先発要因。選出率は1位。2位のゴヨンとともに圧倒的選出率&先発率で、出し勝ち範囲が非常に広い。

環境の地面枠からガブがほぼ消えたので、クラゲより遅い地面枠が大半となった。

それにより、HD特化ランド、HD特化カバを高乱数で縛れ、HD特化グライオンは確1、耐久に薄いチョッキドリュ、チョッキマンムーも確定で持っていく。チョッキランドもDに振っていなければ中乱数と悪くない勝負ができる。

特にカバマンダ系、ポリクチミミガッサ系、ランドコントロール系、受けサイクル系、積みリレー系に有利で、とりあえず出しておけば何かしらの仕事をしてアーゴヨンに良い環境を残して去っていく。

ちなみにコントロール系のランドについては、構築からランドのスカーフかクッションかを見抜いて、決め打ちで居座りを通すことを今期からやってみたが、事故も多少はおきたが、その分勝率は上がったように感じられた。

振り方についてはカバ確1のひかえめやコケコの10万耐え等諸説あるが、個人的には「ウルガモスリザードン対面で5割で動ける」「サザンあたりのスカーフ判定」「最速ミミッキュを抜いてアシッド、熱湯等が可能」「削れたガルーラを5割で処理」などの痒いところに手が届きまくるので最速確定。カバへの乱数を考えてCも削れない。よってぶっぱが最善と判断した。

 

アーゴヨン

f:id:panpikkle:20180114183715g:plain

持ち物:きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:ビーストブースト(s上昇)
技構成:悪巧み 文字 ヘドウェ 流星群
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:148-*-93-179-94-190

 

襷採用により感じた強みは、先述したが「居座りを読まれないタイミングで居座れる」という点である。

例を挙げるなら、「初手テテフに居座ったらベトン読みでリザに引かれてヘドウェが当たり、そのまま3タテ」のような試合。これが想像以上に多かった。

基本的には初手のクラゲで場を荒らしてから繰り出すのでzでない事はバレていることが多いが、それでも強いのが襷の性能である。

裏に置いても初手のステロ要因にクラゲが基本的に有利であるから、襷が潰れにくい点も相性が良い。

クラゲがこごかぜやアシッドを扱うので、繋がれた際に擬似的な「悪巧み、ブースト状態」からスタートできる。アシッド後のヘドウェが無振りミミッキュ程度の耐久までワンパンするので、流星を撃たずに済むことも多い。

 

モロバレル

f:id:panpikkle:20180705225700g:plain

持ち物:ウイのみ
性格:のんき
特性:さいせいりょく
技構成:胞子 イカサマ クリスモ ギガド
努力値:244-0-252-0-12-0
実数値:220-81-134-105-102-31(最遅)

 

備考:カプzできのみ発動調整で一番物理耐久が高い振り方

 

ランドの地震が受かったり、クラゲの弱点を半減したりと補完として採用。基本選出のクラゲゴヨンではスカーフ地面に勝てないので、クッション件誤魔化しとして選出する。

胞子の後にゲンガー、アーゴヨンを無償で出せたらかなり有利で、コンボ成立といえよう。

最近は役割対象のギャラやランドが空を飛ぶので消し炭にされる事も多いが、飛zギャラなら地震切りが多いので、ゴヨン死に出しで相手からの打点が飛び跳ねるのみとなり、飛び跳ねる→悪巧み→飛び跳ねる落下→流星で誤魔化せることが多く、ランドは遅いのが確定し、クラゲの餌となるのでケアの方法はなくはない(それでもキツいが)

 

ニドキング

f:id:panpikkle:20170911224503g:plain

持ち物:くろいヘドロ
性格:ひかえめ
特性:ちからずく
技構成:つのドリル みがわり 冷ビ 大地
努力値:164-0-164-164-12-4
実数値:177-96-118-138-97-106

 

備考

H:16n+1

B:マンダのタックル確定耐え

C:大地で157-116メガクチ確定

D:補正アーゴヨンの流星確定耐え

 

みがわり大地でガルドを対面から安定して狩れて、コケコに後投げ可能、マンダに対面で有利。コケコマンダガルドに残り5匹だと為すすべなくやられていたので、全部詰め込んでみた。

半回復実にすればマンダ対面で処理した後役割が復活するので、多分ヘドロより半回復実の方が良いだろう。来期への反省点。

 

ベトベトンR

f:id:panpikkle:20170911224935g:plain

持ち物:バンジのみ
性格:しんちょう
特性:くいしんぼう
技構成:鈍い リサイ はたき どくづき
努力値:252-0-180-0-76-0
実数値:212-125-118-×-143-70

 

備考

H:偶数

B:メガバシャの膝を1積みで起点可能

D:リザYのオバヒ耐え

 

テテフ入りとサイクル戦をする際に、毒を撒きながらのサイクル戦と、テテフへの対面打点が強いと感じたのでどくづきを採用。どくどくのキバも一時期採用したが、純粋に一致打点としてどくづきの方が嬉しいので最終的にはどくづきを採用した。

テテフ入りに確定で選出する動きも改め、「襷ゴヨンが最悪どうにかする」を免罪符ワードに選出誘導&ムンフォ誘導枠としての意味合いを強めてもらった。

正直環境が逆風過ぎて、スカタンクの方が良い気もする。ただスカタンクだとテテフが舐めて読みを誘導できないのでベトンにせざるを得ないのでベトンを継続採用した。所謂窓際族である。

 

・総評

ゲンガーの型とベトベトンの型はまだ煮詰めきれてないように感じられるので、考察を進めていきたい。ニドキングは面白い型なので、来期も続投したい。

 

・さいごに

1937から運の神様に嫌われたようで、カバ入りと全然当たらないわ、カビゴンジャラランガとかいうどうあがいても勝てない並びが増えているわでボッコボコに負け続けた結果1700を切ったので公開しました。

扱いやすさでいうと、以前に公開しているゴルバ入りの対面操作系のパーティ

3ds.pokemon-gl.com

の方が大衆向けだとは思いますが、個人的には現環境はクラゲゴヨンの対面リレー系が使いやすい印象です。ですので、今期はQRは公開しません。