ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【雑記】毒統一における先発枠に求めるもの

・はじめに

「出し負けが負けに直結する」

対面構築になりがちな統一パにおける課題だと思います。

毒統一は比較的受け出しを行いやすい部類の統一なのですが、やはり出し負けないに越したことはありません。

 

本記事では、先発性能の高い型について考察します。

 

以下常体

 

・先発枠の考察と変遷

毒統一経験者なら誰もが分かるであろうことは、「先発にじめんタイプを出されやすい」ということだ。

そこで、第一に求めるのは「先発地面枠に出し負けない」という点である。

 

分かりやすい方策として、「襷持ちで地震を耐え、反撃で倒せる」というものがある。

ニドキングなどはその典型例だ。

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襷で耐えてれいとうビーム地震で居座るランドロスを返り討ち。対面処理を通した時点で先発のお仕事は完了である。

 

しかし、万能に見える襷ニドキング(決して襷ニドキングを否定するつもりはない、襷ニドキングは相当強い)だが、欠点もある。

 

・スカーフランドがとんぼで襷を潰して引いていったら?

・Dに厚いカバルドンにステロ欠伸と展開されたら?

・襷ガブだったら?

グライオンに上からみがまもでPP枯らしを狙われたら?

などなど、実は穴が沢山ある。

 

特に1つ目、スカーフ地面枠は課題である。見せ合いの段階で地面枠のスカーフか否かを特定するのは、豊富な経験則に基づいても外す場合が多い。

 

もしスカーフだと分かったとして、「裏に控えられたら?」などの可能性を考えると、スカーフの可能性がある地面枠が入ったパーティに対して、「地震を受けられる枠」の選出を強要される。

 

つまり、せっかく対面処理できる型であるにもかかわらず、ゲームメイク次第で対面処理をする流れが発生すらせずに終了、なんてこともざらにある。

さらに、先述したように、選出枠の負担も増える。

 

さて、さまざまな課題が挙げられたところで、それに対する考察が毒統一勢のなかで行われた。

そして、この辺りの課題をほぼすべて解決して見せたのが水Zペンドラーだ。

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http://panpikkle.hatenablog.com/entry/2019/02/16/172226

 

水Zペンドラーならば、襷ガブ以外の課題を解決でき、先発の地面枠を突破した後裏への負担までかけられる。

 

襷枠を消費しないことから、裏に襷枠を控えさせることができ、もっと言えば襷ニドキングとの両採用も叶う。

 

先発安定枠が2匹構築に入ることで、選出画面での難易度が格段に下がる。

そういう意味で、強力な型だと言えるだろう。

 

 

 

しかし

 

水Zペンドラーにもやはり欠点がある。ボーマンダなど、不利を取る相手に強力な積み技持ちが存在する点だ。

 

起点回避手段を持たない(岩石封じ採用だと、起点回避はできる代わりに本来の役割遂行力が落ちてしまう)型は、相手のプレイング次第では場に存在すること自体がデメリットとなりうる。

 

そもそも先発枠の意義は、地面枠に強いことではない。出し負けにくいことである。出し負けてもケアが効きやすい型であるとも言い換えられる。

 

 

以上を総合的に考えると、先発に安心して投げられる枠とは

地面への打点と行動保障、起点回避技、対応範囲の広さ全てを兼ねたものである。

 

これを満たすポケモンを探し、採用するのが理想である。

 

 

・さいごに

今期、真に驚くべき事に、この条件すべてを満たしたポケモンを開発したが、シーズン末期なので書くことはできない。

 

とはいえ、生放送に来れば普通に分かるので、気になる方は生放送を覗いてみてほしい。

また、生放送リスナーさんは、「あの子」の採用理由に納得して頂けたかと思う。

 

※今期は構築記事も投稿予定です。上位に食い込むつもりなので、乞うご期待!