ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【構築記事】4桁順位達成毒統一【シーズン1】

・はじめに

剣盾からポケモンデビューした方も多そうなので自己紹介を

 

ポックルと申します。

7世代毒統一勢のなかで最高のレート記録(2086)を保持しています。

今作の毒統一の考察もガンガンやっていこうと思うので、よろしくお願いします。

 

当ブログは基本的に

【単体考察】として型の紹介

【構築記事】としてシーズンで使用したパーティの紹介

そして

【雑記】として対戦に関する思いつきを書いていくものです。

 

みやすさよりも情報の質を重視する主義なので、文字が多く、見栄えの良いブログではありませんがご理解ください。

 

また、4桁と銘打ちましたが、今回の4桁はあくまで中盤のこと。

終盤でないと順位は意味を持たない数値なので、目安程度にお願いします。

 

 

では、今回の構築記事に移ります

 

・構築の経緯

マスターランクまでは色々試す期間。スカーフドラピオンつええ!!などと言いながら使ってたが、すぐに環境が変わって刺さらなくなりオジャンになる。

 

また、

①6,7世代でメガゲン依存症と化したせいで、影踏みロスに陥り、「狙った相手を逃さず狩れない」とスランプに。

 

トゲキッスが流行。

毒タイプゆえの悩みとして、すぐに弱点保険を起動してしまう上、飛行の一環がエグい。

 

などなど、いくつものヤバイ課題を抱えたまま、勝率5割でマスターランクへ。8万位くらいをうろついた。

 

とくにトゲキッスは最悪で、早急に対策が必要であると感じ、対策を練った。

 

唯一の飛行半減枠、ストリンダーは、特化メガネオーバードライブでもダイマックス無振りトゲキッスを倒せないことから、コペルニクス的発想が必要であると考え、深く悩んだ。

トゲキッスを吹き飛ばせる手立て……

 

そして私がたどり着いたのが

 

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物理ストリンダー

 

である。

 

アチェンジを習得するので、弱保発動を虎視眈々と狙うトゲキッスを、逆に起点にすることが可能となった。

 

 

・パーティ紹介

☆ストリンダー@いのちのたま

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性格:いじっぱり

とくせい:パンクロック

わざ:ギアチェンジ じごくづき ドレインパンチ ワイルドボルト

努力値:52-252-4-0-36-164

実数値:157-165-91-×-95-116

 

調整の意図

A:ギアチェンジ+ダイナックル後ドリュウズで止まらないよう、+2ダイナックルでダイマックスドリュウズを87.5%の乱数1発

アチェンジ後のダイサンダーでH244B12ダイマックストゲキッスを余裕を持って確定1発

HD:無補正252トゲキッスダイジェットを確定3発

S:1回のギアチェンジで最速スカーフドリュウズ抜き

 

トゲキッスを起点にするにあたって、アチェンジと突破手段たるワイルドボルトは確定となる。

毒統一の最大の課題であったトゲキッスに対して対面から余裕を持って積むことができる。

ドラパルトで止まるのは嬉しくないので、唯一の打点となるじごくづきも確定

さらに、毒統一を扱う上で最も恐るべきドリュウズを突破できるよう、素早さのラインとドレインパンチを採用した。

 

なお、ドリュウズへの最高打点はほのおのパンチベースのダイバーンだが(ダイナックルは威力が低い)、

攻撃アップの恩恵が大きいこと、

乱数とはいえ87.5%でダイマックスドリュウズを突破でき、信頼に足る確率であること、

ほのおのパンチだと、サザンドラバンギラス等の止まる相手が増えてしまうこと

などを踏まえるとドレインパンチの方が的確だと考えた。4倍勢のナットレイはタイプ上優勢なので、ダイナックル2回で十分であるのも嬉しい。

 

余談だが、特性はパンクロック一択。火力補強の補正は乗らないが、受ける音技半減の効果が得られるので、ほかの2つの特性がメリット皆無であることに対して、わずかながらメリットが発生する。

 

これにより、このストリンダーはストリンダーを起点にできる。じごくづきで喉を潰してから積む動きも可能。

 

基本的な立ち回りだが、

後述のハリーセンがまきびしと削りを行ってから繰り出す。

削りの度合いによっては、ギアチェンジ後ダイナックルで確定圏内であるから、ダイナックルでさらに火力を上げる。

 

この時点でASともに+2ランク上昇しているから、裏のダイマックスポケをまとめて抜き去ることが期待できる。

 

基本的に選出しないことはない。ヌオーやトリトドンなど、明確に止まる相手がいる時のみ選出を控えた。

 

ストリンダーで全抜きする際に障害となるのが、タスキで止まることやドリュウズの乱数。そこでハリーセンのまきびしが活きるのである。

 

 

ハリーセン@きあいのタスキ

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性格:むじゃき

とくせい:いかく

わざ:でんじは まきびし ねっとう きしかいせい

努力値:0-60-0-196-0-252

実数値:140-123-105-100-×-150

 

調整の意図

A:最大威力時のきしかいせいで無振りサザンドラ確定1発

S:最速

C:残り

 

先発でまきびしを撒き、タスキドリュウズ筆頭の接地しているタスキ枠をケアする。

浮いてる相手は基本的にストリンダーは有利対面であるから、ステロを持たない毒統一でも、さほど課題にはならなかった。

 

きしかいせいが優秀で、気軽に威力200で叩くことができる。

とくにサザンドラドリュウズに対面で勝てるのが嬉しい。

先行ボルチェン読みできしかいせいをロトム対面で打つと、砂で落とそうと出てきたバンギラスが吹っ飛ぶこともしばしば。

 

相手のパーティをみて、タスキによるストリンダーストッパーがいそうな時には選出する。

つまり、ハリーセン+ストリンダー@1が基本選出となる。

 

 

スカタンク@シュカのみ

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性格:わんぱく

とくせい:ゆうばく

わざ:ふいうち どくづき イカサマ おきみやげ

努力値:228-60-180-0-4-28

実数値:207-121-121-×-82-108

 

調整の意図

HB:A特化ミミッキュの+2ランク,珠じゃれつくを確定耐え(16n-1調整意識)

A:イカサマ+ふいうちで陽気ASドリュウズを255/256の確率で突破可能(最低乱数2連以外)

S:麻痺ドラパルト抜き調整+1

4振りロトム抜き

 

そもそも毒統一における悪複合は、昔からエスパー受けと相場が決まっていた。が、環境に強力なエスパーがほぼいない今、スカタンクは安心を得るための置物となりがち。

そこで、シュカのみを持たせてドリュウズを倒せるように調整した。

 

ドラパルトを対面から倒せることは、あくタイプなら欲しい要素であるが、イカサマ+ふいうちによりこれも得られた。

ミミッキュに対してもある程度の行動保証があり、どうしようもないと判断した時は置き土産で撤収。

また、たまに見かけるエスパー枠であるブリムオンに打点が薄いとそのまま3タテされがちであるから、どくづきを入れて対処できるようにした。

 

置き土産でストリンダーの起点も作れるので、ハリーセン+スカタンク+ストリンダーと出せる相手には基本的に負けない。負けた時は探せば何かプレミがあるはずである。

 

 

☆ゲンガー@こだわりスカーフ

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性格:きまぐれ(おくびょうミント使用)

とくせい:のろわれボディ

わざ:シャドーボール ヘドロウェーブ きあいだま トリック

努力値:0-0-4-252-0-252

実数値:135-63-81-182-95-178

 

調整の意図

BUPPA!

トリックで混乱実を奪った際の混乱を避けるため性格は無補正のものを選び、ミントを使用する必要がある。

 

ダイジェット後の相手を止めるストッパーになることや、トリックでストリンダーの起点を作ることを期待して採用。

 

対面からドラパルトに突っ込んだり、スカーフサザンドラやスカーフドリュウズを恐れずきあいだまで突っ込めたりという奇襲戦法も有効だ。ゲンガーのスカーフ型は、認知度こそあれど、警戒する人はあまりいないのが優秀。

 

ダイマックスしてこだわりを解除するのも有用で、ダイアシッドでとどめを刺す、前作でいうビーストブーストのような動きは強力だ。

 

ダイホロウ、ダイウォールと欲しいところも揃っており、実質持ち物なしのダイマックスでも十二分に戦える。

 

ダイマックスが切れた後には、ダイアシッドの影響により、Cのランクが上がった状態でスカーフゲンガーが動き出す。

 

エースとも補佐とも見なせる、柔軟な毒ポケモンである。

 

 

クサイハナ@しんかのきせき

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性格:ずぶとい

とくせい:ようりょくそ

わざ:ちからをすいとる やどりぎのタネ ギガドレイン ムーンフォース

努力値:252-0-212-0-44-0

実数値:167-×-128(192)-105-101(151)-60

 

調整の意図

HB:ようきドリュウズのダイアースを高確率で2耐え(96.9%)

D:残り

 

ダイアースの乱数をずらすためにBに必要な努力値が多めだったのでDへ回した。

Cへ回すとサザンドラへのムーンフォースが確定2発から乱数1発へと変わる。

 

生半可な物理アタッカーを受け切って勝つ。バンドリの並びを単騎で観れる化け物である。

 

また、やはりストリンダーの起点要員にもなれる。ちからをすいとるのA下降、またやどりぎの回復によりギアチェンジターンのダメージを軽減できるので、珠ダメで落ちることを避けられるのは優秀。

 

やどりぎのタネが交代を誘うので、まきびしとも相性がよい。ハリーセン+クサイハナ+ストリンダーの選出は鉄板の並びとなった。

 

サイクル戦が得意な型なので、タイプ上受け回しやすくて、同じくらい硬い相方がいればサイクルが勝ち筋となるのだが………

 

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いました。

ということで最後の枠はドヒドイデです。

 

 

ドヒドイデ@オボンのみ

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性格:ずぶとい

とくせい:さいせいりょく

わざ:どくどく くろいきり ねっとう じこさいせい

努力値:252-0-252-0-4-0

実数値:157-x-224-73-163-55

 

調整の意図

テンプレ通りのぶっぱ

 

クサイハナとのサイクルの相方。草と水の補完が優秀であり、エスパーが少ない現環境では受け回しが成立しやすい。

 

技構成には諸説あり、

・どくびしを絡めてのサイクルを目指したり

・黒い霧を鉄壁にして「詰ませ」の勝ち筋を得たり

・黒い霧をひかりのかべにしてストリンダーの起点を作ったり

 

などの案が代案として浮上している。

 

鉄壁を使用してみた時期はあるが、黒い霧で相手に積ませないようにできるほうが需要が高かったので、今は黒い霧テンプレ型に変更している。

 

ひかりのかべは個人的に試してみたい。

 

・勝ち筋の整理

大まかに分けて本構築の勝ち筋は2つ

ドヒドイデクサイハナのサイクルで削り、ゲンガーやストリンダーの圏内に入れる

ハリーセンのまきびしでタスキをケアしつつ、ストリンダーの積む隙を作りギアチェンジから抜く

 

この2つのどちらが通しやすいかを選出画面で思考し、選択。臨機応変に対応しよう。

 

・さいごに

剣盾最初の構築記事ということですが、今作は新規の毒統一勢も続々とマスターランクに乗っているようで、毒統一老人としてはある程度の基礎、叩き台を出してみたいと考えました。

当記事を読んで少しでも新規さんの参考になれば幸いです。

 

また、当記事をみて毒統一を試してみようという方もウェルカム、いて欲しいと願っております。

 

それでは、良いお年を