・はじめに
みなさん、シーズン10お疲れ様でした。
今期は上位禁止ルールも相まって、ドククラゲの活躍度が相対的に高く見込めたため、いろいろ探していたところ、弱点保険ドククラゲという型に行き着いたので、まわりも併せて紹介していきます。
パーティコンセプト&勝ち筋
・ドククラゲによる奇襲での数的有利
・ゲンガー、ペンドラーによる上からの通し
・クサイハナによる詰ませ
・型紹介
★ドククラゲ@弱点保険
努力値:CS252,D4
実数値:155-*↓-85-132-141-167↑
特性:クリアボディ
せいぜい熱湯程度と捉えて居座ってくるウインディやヒートロトム辺りを大ストリームで洗い流すことで数的有利を取れる。
また、弱点保険の発動機会が多く、足りない火力を補うことができる。
特性はクリアボディ。ポリゴンZなどと対面で打ち合う際に、ダイアタックを受けてもSが下がらない恩恵は大きい。
ダイマックスを切る関係上、相手のダイマックス枠と対峙してダイマックス技を受け止めるシチュは多いため、能力下降系を無視できるクリアボディはダイマックスドククラゲと相性が良い。
たまにダイマを切らない局面もあるため、水技は熱湯。ほかはほぼダイマックス時にしか打たないため、最大打点のふぶきなどを採用している。
ダイアイスの霰効果は優秀で、タスキ貫通や流行りのこらえるホルードを貫通することができるが、まだ使い慣れなかったため、それらを予測してダイアイスを打てるよう練習したい。
また、ダイソウゲンは相手のダイマを枯らしたあと、地震を半減しつつ弱点保険を発動させられるため有用であると考え採用した。
トリトドンやガマゲロゲ等にも刺さったため、こちらも有用であった。
★ゲンガー@きあいのタスキ
努力値:CS252,A4
実数値:135-85-80-182-85↓-178↑
特性:呪われボディ
ダイマックスはあまり切らない。先発での偵察要員として非常に優秀で、また、ちょっと採用率の低めなサブウエポンであるエナボとマジシャにより、ウーラオスやホルードなどに奇襲ができるのが強みである。
このゲンガーに限ったことではないが、タスキ先発枠の強みを活かすためには、読まれない奇襲技を仕込むのは鉄板だと思っている。汎用性を取るために一致技で固めた型も悪くないが、タスキという道具のズルさを最大限に活かすための工夫として意識したい。
もちろんダイマックスを切っても有用であり、キョダイゲンエイの威力は目を見張るものがあった。
★ペンドラー@いのちのたま
努力値:AS252,B4
実数値:135-152-110-*↓-89-180↑
特性:かそく
ダイマックスエース。
クサイハナのねむりごな補助から剣舞を通す動きはやはりシンプルで強い戦略である。
剣舞ができなくても、ダイナックルで無理やりAを上げていく動きも優秀で、非常に使いやすかった。
努力値:HB252,D4
実数値:167-*↓-134↑(201)-105-96(144)-60
特性:ようりょくそ
どうあがいても環境に刺さる観葉植物。
パッチラゴンが環境トップであり、その珠ダイジェットを確定で耐える耐久を持つ。同タイプのモロバレルはこれを耐えない上、胞子に依存しているため、ダイサンダーで容易に機能停止するのでクサイハナの方が圧倒的に使いやすい。
リザやヒトムを除く環境上位にこれでもかというくらい刺さっているため、ほのおをケアすればコイツが通る。
その炎タイプに強いのが本構築の軸たるドククラゲなわけで、攻めの補完が取れている。つまり
ドククラゲにダイマックスを切ると想定されず居座ってくるような炎タイプたちを対面突破した瞬間、クサイハナで詰みが確定するような試合展開を主な戦法とした。
ドククラゲ+クサイハナ+刺さっているだれか、と出すのが強い。
★マタドガス(ガラル)@たつじんのおび
努力値:196-0-0-252-0-60
実数値:165-*↓-140-150↑-90-88
特性:かがくへんかガス
環境に刺さり気味な髭の旦那。
Sを4振りアーマーガア抜きまで振ることで、一応対面で勝てるということにしている。
※と思っていたが無振りアーマーガアしか抜いてなかった。そもそもアーマーガアと対面することがそこまで多くなかったので気づかなかった。
ご指摘ありがとうございます😊
このマタドガスの役割は、先発でいい感じに荒らすことであるが、偶に刺さりまくってる構築も見かけたため、単純に刺さりが良い枠として雑に投げていた。
最初は10万ボルトを採用してフルアタにしていたが、おにびの方が撃つ機会が多いと感じたため変更した。まもるやこらえるなどでダイマ対策をしても強い技枠だろう。
★ドラピオン@シュカのみ
ちょうはつ がんせきふうじ かわらわり はたきおとす
努力値:108-4-12-0-252-140
実数値:159-111-132-*-127-146
特性:カブトアーマー
先発で偵察する枠。
リザードンのダイマックス技を軒並み耐えるため、岩石封じを差し込みながらドククラゲ等に繋ぐことができる。
かわらわりは壁系のメタとして採用したが、これがなかなか有用。
そもそも壁要因はいたずらごころ持ちのクレッフィやオーロンゲなどが多く、電磁波による妨害を受けない悪タイプであるドラピオンはこの辺りに優位。
それに加えて、いたずらごころ勢は「壁なら無効化されないから貼れまーす!」という優位性に気を取られて居座りやすいのがドラピオンによる壁誘発性能である。
1つ目の対策事項に目が引かれるので、裏の2つ目の「かわらわり採用」という事項に気づかれにくく、かわらわりが成功しやすいのは優秀な心理的効果だと思った。
特性カブトアーマーによりウーラオスの専用技に耐性を持つが、こちらからの打点もないので副次的なものとなる。というか格闘技ばかり打たれるのでほぼ必要なしか?
・さいごに
今期の構築は煮詰めればもっと輝くように感じた。ダイマックス弱保ドククラゲでシーズン11も頑張りたい。