ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【構築記事】ペンゴヨンリレー【最高1971】

・はじめに

S14お疲れ様でした。

今期は、Zペンドラー+スカーフアーゴヨンの並びが強いという着想のもと、構築を組みました。

 

ペンドラーアーゴヨンの並び 参考

http://brocko.hatenablog.com/entry/2018/07/11/004711

 

 

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この構築で、自身のUSM最高レート

http://panpikkle.hatenablog.com/entry/2018/01/14/185649

を更新することに成功し、1971を記録できました。知る限りUSM毒統一勢最強はこれまで1960だったので、その記録を抜くことができたということで大満足です。

 

欲を言えば2000に乗りたかったですが、実力及ばず、といったところでしょう。

 

※追記

この構築で1700台まで落ちた後、構築を改変して最終日で2000リーチまで復帰しました。

最終日使用構築の記事はこちらです。合わせてどうぞ。

http://panpikkle.hatenablog.com/entry/2019/04/03/004407

 

・構築経緯

先述の通り、抜きエースとして、水Zアクアテール型ペンドラーを採用し、ペンドラーが止まりやすい相手に有利であり、自身が止まる相手をペンドラーが起点にできるという攻めの補完が優秀なスカーフアーゴヨンを採用。

さらにペンドラーの起点作成兼地面受けとして、半回復実モロバレルエスパーの一貫切りに愛用の要塞ベトベトン採用。

さらに、先発安定襷枠として、S操作、火力サポート、一致水打点を備えたドククラゲを採用。最後に、グロス軸に対するメタとしてメガゲンガーを入れてこのパーティとなった。

 

この構築の特筆すべきは、従来の毒統一では厳しかった選出圧への耐性である。

 

スカーフ地面対策にモロバレル、スカーフエスパー対策にベトベトン、と選出を強要されない。

先発ドククラゲペンドラーという選出はスカーフ地面をケアでき、アーゴヨンがスカーフテテフに対面有利であることから、どうしてもモロバレルベトベトンの刺さりが悪い時も選出に幅を持たせられた。

 

 

・型紹介、考察

 

f:id:panpikkle:20180909203537p:plainゲンガーf:id:panpikkle:20180909203537p:plain

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持ち物:ゲンガナイト

135-63↓-101(4)-222(252)-115-200↑(252)

鬼火 シャドボ 気合玉 こごかぜ

 

最近グロスが耐久振りばっかりなので、シャドボで一撃はほぼ取れないといってよい。

鬼火で裏のベトンに繋ぎ、起点にする方が得策だろう。

鬼火と気合玉が活躍する場面が多すぎたので、こいつを選出するときは常に運負けが付き纏った。何かしら対策を取りたいが、これ以上にいい枠が思いつかない。

それほどに、メガゲンガーの単体性能は高いのであろう。

 

採用理由であるグロス軸への解答にするならば、HS催眠型などの方が有用であるが、鬼火とパーティの親和性が高過ぎるので諸説。

 

 

f:id:panpikkle:20180904024247p:plainドククラゲf:id:panpikkle:20180904024247p:plain

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持ち物:きあいのタスキ

特性:クリアボディ

155-67↓-85-132(252)-141(4)-167↑(252)

熱湯 アシッドボム こごかぜ ドロポン

 

先発要員として、これ以上ない性能を持った毒ポケモン

 

先発適性を挙げていくと以下がある。

 

①相手の先発に起用されやすい地面枠に、一致抜群打点を持つ。

②熱湯による上振れ性能&熱湯を最低1回打てる行動保証

③S操作技、アシッドによる起点回避性能、場づくり性能⇒裏に繋ぐ際の状況を都合よく操作可能

④S100により、ランド、リザ、ミミッキュ等に対して上から行動可⇒見てから行動しやすい

クリアボディにより、相手のS操作を無効化

 

これらの要因から、先発要員として採用した。

 

具体的なご利益は、アシッドにより裏のゲンガー、アーゴヨンで縛れる範囲がグッと広がったり、こごかぜで起点を回避したり、熱湯で偶然にもペンドラーの起点を作成したり。

 

ハイドロポンプの枠は諸説あるが、バシャーモウルガモスへの打点としてハイドロポンプが妥当と判断した。メガバシャーモ確1、ウルガモスもアシッド→蝶舞→蝶舞→ドロポンで持って行ける。

 

襷であることをあまり読まれないので、地面枠が変に交代を読んで釣ってきたりしてイージーウィンを製造しやすいので、そういった点も嬉しかった。

 

読者の方も、毒統一をするなら是非、襷枠はニドキングではなくこいつに渡してみてほしい。

 

 

f:id:panpikkle:20180805170437p:plainアーゴヨンf:id:panpikkle:20180805170437p:plain

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持ち物:こだわりスカーフ

148-70↓-93-196↑(252)-94(4)-173(252)

龍の波動 火炎放射 ヘドウェ 龍星群

 

お掃除役兼積みストッパー。Cブーストにより、一匹突破した後裏をそのまま全抜きできるような性能を持つ。

 

最速竜舞マンダを見ないものとすることで、1舞マンダのストッパーとしても運用することができる。ほかにもリザやバシャなどのS上昇系に対しても、1上昇までに展開できればストッパーとして機能した。

 

龍星群は、雑に打って切る立ち回りの際に使ったり、ゲッコウガ確1、積んだジャラランガ確1などを見て採用。とんぼがえりが欲しい局面の倍ほど流星群が欲しい局面があったので、正解だったように思える。

 

マンダ、ジャラランガゲッコウガなど、ペンドラーが止まりやすいメジャー相手が仮想敵に入っており、攻めの補完として優秀である。

 

また、テテフをスカーフ関係なく上から縛れるのが大きく、テテフ入りに対して「ベトンを選出しない」という選択肢が産まれるのは大きかった。

 

大文字でなく火炎放射にした理由は、仮想敵たるルカリオを放射でも確定で倒せることや、連発する際の命中を考慮した結果である。

 

が、Cブーストしても放射ではグロスが落ちなかったり、大文字だとクチートドリュウズにワンチャンが作れる(確定ではない)要素を踏まえると、大文字も十分候補に入るように感じた。

 

龍の波動は威力不足気味なので、ヘドウェの一貫を作れたときが一番強かった。

 

 

f:id:panpikkle:20180904024316p:plainモロバレルf:id:panpikkle:20180904024316p:plain

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持ち物:ウイのみ

220(244)-90-134↑(252)-105-102(12)-31↓

胞子 イカサマ クリスモ ギガドレ

 

柔反発クッション。ミミッキュ受け、スカーフ地面受け、などなどを担う。

また、胞子→ペンドラー剣舞の流れが2/3で無償起点なので純粋に強かった。

困ったときは最速起き非考慮、最速起きにビビって立ち回った場合、大概最終的に劣勢になる。それならばそもそもビビる必要性がない。

 

ゲンガーと組む以上祟り目コンボをやりたいが、ゲンガー側の素の一致打点が貧弱になるという事情もあり、相方は専らペンドラーであった。

 

 

f:id:panpikkle:20180805170726p:plainペンドラーf:id:panpikkle:20180805170726p:plain

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持ち物:ミズZ

135-152(252)-109-x↓-90(4)-180↑(252)

剣舞 アクアテール 雪崩 地震

 

水Z型ペンドラー

+2アクテZでHB特化カバルドンを93.75%の高乱数1発

+1アクテZでHB特化ランドロスを93.75%の高乱数1発

 

地面枠全般に有利であるこの型で、先発で地面枠と対峙したタイミングからイージーウィンが狙える。

 

もしマンダ等で止まった際には、先述のとおりアーゴヨンでストッパーを担っている。

 

如何に剣舞を通すかで試合が決するので、選出段階から剣舞を押すタイミングを考えておきたい。

 

とはいえ、大概地面ポケとの対面か、バレルのサポート後の最速起き非考慮での舞が多い。

ヒードラン等に堂々と繰り出し、地震を匂わせて流し際に積むといった動きも多い。

 

アタッカーだと露見した後は飛行、鋼を強く誘うので、サブウエポンとして雪崩、地震を採用した。というか、メインウエポンたる一致技がないので、出す相手は吟味するべし。

 

このペンドラーと先発のドククラゲの組み合わせにより、地面ポケが居るパーティに対しても、スカーフケアでモロバレルの選出を強要される、という弱点を克服できる。

 

 

f:id:panpikkle:20180805170930p:plainベトベトンf:id:panpikkle:20180805170930p:plain

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持ち物:フィラのみ

特性:くいしんぼう

212(252)-125-127(252)-x↓-133↑(4)-70

鈍い 小さくなる リサイクル 叩き落とす

 

最強ポケモンエスパー受け枠としてだけではなく、明確な勝ち筋として選出できる。

 

マンダガルドやテテフグロスなどなど、毒統一で明らかに重くなりがちな並びに対し、一致地震枠さえケアすればゴリ押しが効くので、ガンガン選出して闇を見せた。

 

選出パターンの都合上、カバマンダの並びに対して積むことが多かったが、カバの欠伸込みでも体感5割強こちらが有利だった。

 

一致地面枠を奇襲して狩れるペンドラーとの相性は言うまでもなく、相手が見えていない勝ち筋を隠し持ったまま対戦できる。

 

 

 

・さいごに

以上が今期の構築です。

練りに練った構築なので、扱いやすい自負があります。

ぜひ使ってみて頂きたいので、QRを公開しようと思います。

 https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-3356-4A93

興味がある方は是非どうぞ。