・はじめに
一部界隈でメジャーな型へと変貌(?)した水Zペンドラーの考察です。
技構成は諸説ありますが、私が強いと感じた構成で紹介します。
・型紹介
ペンドラー@ミズZ
陽気ASぶっぱ
○備考(頻出局面アクテZダメ計)
☆+2アクテZ
・特化カバルドン 最低乱数切りの乱1
・無振りガブリアス 68.75%の乱1
・無振りリザX ぴったり確1
☆+1アクテZ
・特化ランドロス 最低乱数切りの乱1
考察
仮想敵を対地面に据えたペンドラー。
上記のランドロス、カバルドンを筆頭に、グライオン、ガブリアスなども射程に入れられる範囲が強みである。
また、ペンドラーの基本的なイメージは第一にバトン型、次点で虫毒岩地の範囲アタッカーであることから、バトンでないことが分かった際に、地面タイプを強烈に誘う。そこを突いた役割破壊が目的であり強みだ。
なお、最低限の物理耐久指数をもつので、ランドロスの特化地震は確定で耐えられる。耐久調整なしに安心して舞えるのも強みだろう。
コンセプト的に舞とアクテは確定となり、範囲をとるべく一致技を切った。
理由としては、舞っても毒突きでは確定範囲が狭く、メガホーンは半減されやすいこと。
それに比べ、雪崩地震の採用では抜群範囲が大きく広がり、仮想敵を処理後のAS+2上昇状態が裏への圧となる。パーティに応じてメガホーン、どくづき、また馬鹿力なども採用しても面白いだろう。
一致技を切ることがなかなか読まれないため、舞アクテのあと地震か雪崩を見せると、もう一方は一致技と思いこまれ、想定から消されるケースが多い。
・有名な並びへの考察
☆vsカバリザ
カバ対面で舞ミズZを通せばeasy-win
ミズZを使い切った後はリザ検定の資格が必要になるが、s100超えのスカーフ持ちが居れば雪崩安定となる。
→雪崩でYなら確定、xでひるめば勝ち、xで怯まずともスカーフで制圧する、と全ての択を潰したい。
☆vsカバマンダ
初手じゃんけんになるが、明確なマンダ受けがパーティにいるならば積極的に選出していきたい。
カバペン対面が実現したら、舞アクテで抹消し、マンダに備える。
威嚇込み+1雪崩でおよそ半分はいるので、マンダが竜舞すれば無償突破が見込める。つまり、裏にマンダより速くマンダに半分ほど打点を入れられる枠が居ればよい。
一方マンダが初手に来た場合、マンダ受けに引く→釣り交換で積極的にカバペン対面を狙いたい。カバを崩すところからスタートしないと、カバマンダのサイクル崩壊が狙いづらいためだ。
(ちなみに、私のパーティはマンダ受けがいないので、そもそもペンドラーを選出しないという結論に至った。)
なお、カバは初手ペンドラー対面であくびを撃たない(みがわりバトンを想定するならステロから入り吹き飛ばしするのが一番美味しいため)傾向がある。舞は想像以上に通る。
☆vsランドグロス
グロスは+2地震でも落ちないので、グロス受けがほしい。やはりカバ崩しを皮切りに攻めたいので、グロス受けが受けたタイミングで釣りたい。
グロスを受けられる枠、裏のエースといった3匹で選出したい。
・舞加速枠としての差別化
やはり差別化対象としてはバシャーモが強豪すぎるが、「地面対面で舞える」という点が圧倒的である。「地面枠は先発で起用されやすい」ということはつまり、「先発で雑に投げやすい」ということ。"とりあえずビール"感覚で投げられるのはペンドラーの特権である。
先発で有効zを打つと試合ペースを一方的なものにしやすいので、攻めを押し付けることが好きなプレイヤーにはオススメだ。初速が速いので、出し負けても完全に腐ることが少ないのも嬉しい。
一方で、舞えなかった場合は火力不足が悩ましい点で、地震で無振りアーゴヨンすら落ちないレベル。抜群前提の火力どころか、抜群でも落とせないことは多い。抜群技だと過信せず、落ち着いて一度ダメ計を回してみてほしい。
舞えるタイミングを作りやすいが舞わないと厳しいペンドラー、舞えるタイミングを作りにくいが舞わずとも火力の出るバシャーモと、長所短所を見極めて比較したい。
以上で考察はおわり。筆者はちょいと手に馴染まないと感じたので一旦解雇した。なのでここにメモとして残しておくことにする。私より上手くペンドラーを使える人の元へ届くことを祈って。