ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

Tea Cup The Hell Ωブロック第1戦 vsがはらさん 考察のメモ

10パートナーズ式のメタゲーム「Tea Cup The Hell」に参加しています。お久しぶりです、ポックルです。

10パートナーズのうち5匹はドラフトとなっており、画像の下にある数字はドラフトの際のポイントです。

 

私の10パートナーズはこちら。

f:id:panpikkle:20211022235945p:image

 

いやぁ、タイプのバラつきを考えるのに苦労しましたなぁ。

 

この記事では、初戦のお相手「がはらさん」さんとの対戦までの考察メモを書いていきます。

 

 

f:id:panpikkle:20211023000132p:image

 

がはらさんさんとは、リアルでもよく飲みに行ったりする仲であり、個人メタを貼る上で、彼(彼女?)の癖を考えることは有用でした。

f:id:panpikkle:20211023010952j:image

↑がはらさんさんのイメージ画像

 

逆に私の戦法も読まれやすい相手なわけですが、そこは毒統一と歩んで9年の身、当然、彼の想像だにしない戦法は作れます。

ωブロックだけに、この試合の†虚数解†を探す研究になるわけです。

 

 

 

さて、今回のパーティを見ると、明らかに毒統一に対して刺さりの良い「ギガイアス+ドリュウズ」がおり、彼の性格やらを総合して考えると、普通にギガドリを刺してくる確率が高めであると考えた。

また、アタッカーペンドラーが非常に通りがよく、ペンドラーダイマックスさせてもさせなくても有効だと考えた。

 

 

ペンドラー@いのちのたま

f:id:panpikkle:20211023151820p:image

 

技:まもる いわなだれ ばかぢから メガホーン

努力値:0-228↑-44-0↓-0-236

実数値:135-163-115-×-89-162

ダイマックス状態で、ドリュウズの意地珠ダイロック確定耐え

最速ユクシー抜き

 

メガホーンユクシーや等倍打点、馬鹿力はカビゴン意識、いわなだれトゲキッスバルジーナパルシェン意識

 

 

これを踏まえた、私の戦法は以下。

 

「パーティ6匹で、許容の限界までギガドリを誘いつつ、ダイマックスを先に切らせて、返しのダイマックスで返り討ち。裏に控えた3匹目ペンドラーで残党を狩る」

 

ペンドラー自身はダイマックス相手に打ち合えるほどの性能はないこと

ペンドラー自身はダイマックスしてもしなくても抜き性能にさほど変化はないこと

○選出画面でドリュウズダイマックスプランを誘導することに成功すれば、それを返り討ちにするダイマ枠によってペンドラーを通しやすいこと

 

が、この戦型を選んだ根拠だ。

ペンドラー以外にダイマ枠を選定することができ、そのダイマ枠で相手のダイマ枠をいなすことが出来れば成功となる。

 

ペンドラーの型の調整などはダイマックスする想定で振っているが、当然この程度のBへの振り分けは、ダイマックス状態でもデメリットを被らない程度となっている。

 

この戦型のために必要な3匹の選出パターンは、

1.ペンドラー

2.ダイマックスでドリュウズと打ち合うやつ

3.先発枠

 

という並びである。

 

ダイマックス枠に選ぶパートナーズは色々検討した結果アーゴヨンにした。

 

 

アーゴヨン@シュカのみ

f:id:panpikkle:20211023151833j:image

技:エアスラ 大文字 ヘド爆 竜波

努力値:4-0↓-108-228↑-4-164

実数値149-×-107-193-94-162

 

ダイマックス状態で、意地ドリュウズの珠ダイロック+砂ダメージ+ダイアース耐え

最速ユクシー抜き

 

 

このアーゴヨンには2つの特徴がある

 

①まず第一方針として、先発枠のスカタンクとの隠しギミックが存在する。

 

スカタンク@ふうせん

f:id:panpikkle:20211023152124p:image

技:にほんばれ ふいうち イカサマ だいばくはつ

努力値:4-172-100-0↓-4-228↑

実数値:179-135-100-×-82-146

 

にほんばれによる、晴れエースアーゴヨン展開を狙った。

ギガドリの弱点として、ギガイアスがステロ爆発で退場するタイミングでの天候変化が挙げられる。

 

先発で不利を取らないために、相手の先発を予想して型を組むことを考えていた。

 

相手の先発として来そうだったのが、ギガイアスのステロ爆発展開と、ユクシーである。

 

ユクシーの恐ろしいところは、何故か一致打点のサイキネがやたらと通っているところである。タイプのバランスをしっかり考えて組んだのに何故だろうか。

よって、他の先発枠よりきやすいと考えた。

 

 

砂阻止の天候変化枠で言えば、ハリーセンドククラゲあまごい、あられなども候補だったが、ユクシー対面での行動保証が薄すぎた。

 

しかも、対策がなければ「あくび」をしてくる可能性があるのも考えると、単に天候変化を持つだけでは不適当。

 

最初はハリーセンニドキング、ゲンガーなどで挑発をすることも考えたが、その挑発タイミングでサイキネを選ばれたらジ・エンド。

 

 

この二者を同時に見れるのは、エスパー無効かつ、あくび対策の自主退場技である大爆発を所持したスカタンク以外存在しない。

 

これにより、先発ユクシー対策をしつつ、ギガイアス対面での行動を安定させるため、風船を持たせた。

 

ギガイアス先発だった場合、イカサマで削りつつ(確定3)、ギガイアスを生存させながらにほんばれを展開。

 

毒技がないことを読まれてトゲキッスで起点にされるのを恐れて、トゲキッスに上から大爆発を撃てるようSはほぼ最速

 

何か間違ってドリュウズが先発に来た場合、イカサマ+ふいうちで確定突破

 

ダメ押しとして、スカタンクより遅いギガイアストゲキッス怯んだら嬉しいため、特性は悪臭にした。スカタンクは悪臭もちのなかで最速………。

 

 

 

これで、晴れエースアーゴヨンを場に出すことに成功すれば、ダイマックスドリュウズでも問答無用で晴れダイバーンの餌食にできる算段だ。

 

さらに、晴れ展開が失敗したとしても、アーゴヨンは砂下ドリュウズに対面から勝ちやすいよう、シュカのみ、およびB調整を施した。

これは、自分の想定の中では発生しない局面だが、想定の外が発生することを想定した結果、最悪、対面からでもアーゴヨンドリュウズに勝てる状態にしておいた。

 

 

風船と違い、シュカは見えない対策となるため、相手が突っ込んできやすい。1手のミスが致命傷となるよう、シュカと風船の持ち主はこの配置になった。

 

 

そして、もう1つこのアーゴヨンには罠がある。

 

ドリュウズの欲張りを誘発

このアーゴヨンはCブースト調整とした。

その理由がここにある。

 

たとえば、スカタンクがにほんばれを選択して、ギガイアスに倒されたとする。

竜の波動でギガイアスを突破、Cがブーストした………

という時点で、相手には強烈に「このアーゴヨンはスカーフに違いない」という刷り込みが入る。

 

おまけにがはらさんさんは事前にラインにおいて盤外戦術として「アーゴヨンがスカーフだったらフェローチェとか抜かれてつらいなー」などと供述しており、アーゴヨンがスカーフを持っている可能性についてしっかりと考慮していることがみて取れた。

 

これにより、スカーフアーゴヨン偽装が成立する。竜技や毒技でこだわった風を装って、シュカであるという警戒を減らす。もしかしたら悠長に剣舞するかもしれない。

 

晴れギミックに加えて、スカーフ偽装まで仕込んだ。

また、自身の想定外を想定もして、対面でドリュウズに勝てるところまで施した。

 

 

残りの3枠にて、残りの穴を埋めていこう。

 

 

ゲンガー@気合の襷

f:id:panpikkle:20211023152057p:image

じばく シャドボ ヘド爆 10万ボルト

努力値:0-4-0-252-0↓-252↑

実数値:135-85-80-182-85-178

 

このゲンガーは、相手の6匹にギガイアスが居なかったときのみ選出、スカタンクの代わりとなる。

 

ギガイアスがいない場合というのは、砂を起こさずトゲキッスなどのダイジェットアタッカーがダイマックス枠に選ばれた、もしくはドリュウズが単独でダイロックから展開してくる可能性の2つだ。

 

そこで、先発にくるユクシーに対して優勢になりつつ、ほかにも隙を見せないための構成とした。

 

スカタンクに大爆発を仕込んだのと同様に、相手の起点を阻止するために大爆発…………ではなくじばくを採用。ダイジェットが決まるとアーゴヨンペンドラーでは手に負いきれない。

 

シャドボでユクシーへの確実な打点をもち、あくびループにはまらない。

 

バルジーナによる受けを許さず、麻痺による最終勝ち筋も拾いやすい10万ボルト。

 

これで、ギガイアスがいない場合のパーティについても成立した。

 

こちらの選出については、対ギガドリほど考察を煮詰めてはいないが、パーティ単位で途轍もなくギガドリを誘っている以上、ギガイアスがそもそも来ないなんてことは10%もないと思う。

 

 

あとは、残り2枠があるが、ここについては選出誘導用の2匹。いわゆる見せポケ枠となる。

 

現在の基本選出において一番困るのがバルジーナであるから、なるべくバルジーナを誘わない構成を目指す。

モロバレルヤドキングではバルジーナを誘ってしまうため、この2匹はだめ。

 

先述の通り、ドリュウズ軸で来てくれないとメタは回らないため、厳しいバルジーナを避けつつ、ドリュウズ展開を最大限に誘発できるドククラゲニドキングにしておいた。

 

この2匹については、まったく考察していないため、記載は割愛する。

 

 

これにて、今回のパーティ考察の概要は終わり。

 

実際の試合については、がはらさんさん視点のキャスのアーカイブを見ていただきたい。

 

https://twitcasting.tv/fusshaaa/movie/706464897

 

この記事の投稿は対戦後だが、ここに述べた考察はすべて事前に行なったものであるため、どこまで考察と実際の対戦が一致しているか、見てもらえると嬉しい。