お久しぶりです。毒統一の構築記事は73年ぶりの投稿なので、拙い考察もあると思いますがお許しくださいボルガ博士。
今期はダイマックス禁止ルールなので、自身が得意とする「高速エース+クッション」の組み合わせを考察しました。
メガネの高火力により崩し性能も期待できるムゲンダイナを主軸に、胞子からの無償降臨手段としてモロバレル、さらに削りと麻痺とボルチェンを使えるストリンダーを2種のクッションとして据えました。
では、早速紹介に移ります。
☆ムゲンダイナ@メガネ
技:大魔法 放射 ヘドウェ 流星群
実数値:215-81-115-216-116-182
努力値:0-0↓-0-252↑-4-252
ダイマックス砲を略してダイマ砲って変換しようとすると大魔法になるよね、つよそう
本構築のエース。メガネダイナはおそらく臆病が主流だと思うが、コイツはひかえめ。
理由は様々だが、特に大事なのが以下の2点
*大魔法でH振りバンギラスを確定2発
*放射で無振りザシアンを高乱数1発
そもそも臆病で抜けるのがアーゴヨンとエースバーン程度であり、そこまで脅威と思えなかったためひかえめの利点を取った。
同族対決が厳しいが、後述のモロバレルで寝かせてから最速起き非考慮ツッパでどうにかしていた。
動かした回数だけアドが取れるので、本構築はムゲンダイナの行動回数をいかに稼ぐかの戦いだった。
☆モロバレル@フィラのみ
実数値:221-81-134-105-101-31
努力値:252-0-252↑-0-4-0↓
ムゲンダイナの行動回数を増やす役として最適なのがモロバレルだ。
ムゲンダイナがこだわっているため、撃つ技を切り替えたいときはとりあえずモロバレルに引けば良い。交代→胞子→交代で、再生力やフィラ込みでダメージを軽減しつつ技を切り替えられる。
ムゲンダイナが勝てないメジャーポケ筆頭であるランドロスを主に相手取るが、他にも対応範囲は恐ろしく広い。
とくに、vsランドロスについては、A特化地震のダメージが91〜108(確定3発)であるから、そこを目安に相手の型を識別する。
→ダメージが75くらいまで低かったら無振り、つまり耐久に厚いと考え、ムゲンダイナが流星群でランドロスを突破する。
→逆に、A特化に近いダメージが入った場合、意地のスカーフや陽気ASの説を濃厚として、無振りランドロスを確定1発にできる大魔法で撃ち抜く。
技構成としては、瞑想レヒレに撃つクリスモ、誘う超霊(主にバドレックス)や、みがわり破壊用のイカサマは確定として、最後の枠はギガドレインor光合成の選択肢がある。
今回は初手のラグラージやカバルドンへの負担をかけたいと考えたため、ギガドレインを採用した。フィラ発動のためのHP管理にも活躍したため、とくに地面ポケとの撃ち合いをメインの役割に据える毒統一である以上、ギガドレインの優先度は高いだろう。
☆ストリンダー@ゴツメ
技:ほっすり がむしゃら ボルチェン 爆音波
実数値:182-92-134-134-91-95
努力値:252-0↓-252↑-0-4-0
対ザシアン枠。
ムゲンダイナザシアン対面で火炎放射を選択したとき、耐久振りの場合少し耐えられてしまう。そこをゴツメで削り取ることができる。
これだけだとドヒドイデで良いじゃないか、となるわけだが、毎回この流れになるわけではない。
ザシアンが裏から出てきて、今ムゲンダイナは大魔法でこだわっている、、、といった展開の場合、みすみす剣舞の起点になるリスクを背負ってしまう。
しかしストリンダーは、ドヒドイデと違ってワイルドボルトを含む大半のザシアンの技を半減にできる耐性を持つ。意地特化巨獣斬ですら255/256の確率で2耐えすることができる。
そして、対面から麻痺を入れられるため、ドヒドイデと違ってムゲンダイナがザシアンの上を取れるように試合を運ぶことができる。
また、がむしゃらがあるので、数値受けを無理やり崩すこともできる。こちらもムゲンダイナ圏内に入れて一貫を作る動きができ、ムゲンダイナと相性がよい。
さらにさらに、後手ボルチェンでムゲンダイナを無傷で場に出すことができる。
このように、ムゲンダイナとのシナジーが非常に多く、他のゴツメ枠では得られない恩恵は多いため、ストリンダーの採用に至った。
☆ヤドラン@タスキ
技:電磁波 冷ビ 地震 シェルアームズ
実数値:170-165-115-150-90-49
努力値:0-236↑-0-236-0-36↓
特性:シェルアームズ
*冷凍ビームでH252ランドロスを確定1発
襷枠に求めたことは幾つかあるが、
○ヒードランを奇襲してワンパンしたい
(引かれると後々ムゲンダイナが技を選びづらい)
○初手に来やすいランドロスに有効打点を持ちたいし、とんぼがえりで襷を潰される動きをさせたくない
○出し負けしても許される、汎用性のある技が欲しい(電磁波とか)
この要件を満たす襷枠は従来の発想の元では思いつかなった。
ドククラゲやニドキングを採用していたが、スカーフランドが要件②を破ってきたり、ヒードランが逃げたりと都合よくは回らない。
そこで思い付いたのが、「襷を持ってなさそうで」「ヒードランをワンパンできるほどの高いAと地震を持ち」「冷凍ビームを持ち」「電磁波を覚える」という要件全てを満たした襷ACヤドランが完成した。
こちらの狙いを満たすうえ、クイックドロウが先発襷枠が所持すると強い「上振れ性能」を持つ。
初手のレジエレキが壁を貼ろうとしたらシュインと発動、神を超える速度の地震で上からワンパンし、ヒードラン+ランドロスの並びを無傷で突破する可能性がある(下振れでも1匹は突破できる)など、色々とワクワクする型だ。
☆ヤドキング@ヘドロ
技:なまける 放射 ヘド爆 地震
実数値:202-85-101-130-178-45
努力値:252-0-4-0-252↑-0↓
雑に特殊技を受けられる枠であり、クッションを両方出せない時のサイクルパーツ。
ヒードランを後出しから狩れるが、逃げられてサイクル劣位を取ると厳しいため、相方の選定やサブウェポンは考察の余地がある。
ランドロスに撃つ冷凍ビーム、ムゲンダイナに撃つサイキネ、といったように、欲しい攻撃技はいっぱいあるため、チョッキ枠が余っていればHチョッキ型にしたかったが、後述のスカタンクがチョッキを持っているため不適。
☆スカタンク@チョッキ
技:ふいうち どくづき バークアウト イカサマ
実数値:207-113-130-81-85-104
努力値:228-0-252↑-0↓-28-0
*黒バドの眼鏡アストラルビットを確定3発
最後に対黒バド最終兵器。ふいうちで確1。
イカサマふいうちただそれだけで単に汎用性が高いのは語るまでもない。
バークアウトを採用することで、スカタンク交代際のみがわりをケアすることができるため、やどみがでスカタンクを突破しようとしてくる場合にも対応ができる。
このとき、性格補正によって確定数がかわらないため、C下降の性格にしている。
みがわり貫通バクアの次のターンは引かれる可能性が高いので、イカサマなどを選んでいたが、ホイホイとランドロスあたりが出てきてゴリっと削れるため旨味。