ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

【シングル】84ドヒドイデ【育成論】

・はじめに

S2レートで毒統一で大活躍してくれたドヒドイデの紹介です。

一般にドヒドイデといえばカプ・ブルルとの並びで使われるどくびし搭載のものや、受けループに入っているものを想像する方が多いと思いますが、今回紹介するドヒドイデは低火力のイメージの穴を突いた「奇襲性」の高いドヒドイデです。

 

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持ち物:コオリZ
性格:ずぶとい
努力値:252-0-172-84-0-0
実数値:157-61-213-84-162-55
技構成:熱湯 冷ビ 黒い霧 自己再生
特性:再生力
調整の意図:陽気カイリューのA↑2地震確定耐え Z冷ビでH244D4メガボーマンダ確1 ひかえめウルガモスの1舞Z暴風確定耐え

 

解説

HBベースから少しCに割き、氷4倍勢に対して信頼できる火力を確保した。Cの努力値と実数値がともに84という偶然を見て、このドヒドイデ84ドヒドイデと命名。(みんながこの呼称を使ってくれると嬉しいなって……)

本来の役割対象であるバシャなどへ、汎用性を損なわないようそちらへの性能も温存した欲張りな型。ドヒドイデの低火力を想定して4倍勢がホイホイ出てくるので、交換読みで冷ビZを撃ったり、飛んでくる地震を耐えつつ撃ったりが可能。

仮にマンダの地震を耐えて冷ビZでマンダを突破したとする。この時ドヒドイデの残HPは4~5割なので、例えばバシャなどへはまだ役割遂行が可能なHPが残っている。心許ない場合は再生力で役割復活も。"役割破壊したせいで役割放棄"という役割破壊のジレンマに陥らないのがこの型の強みといえるだろう。

 

冷ビZだけでなく黒い霧にもZが乗せられるが、これは例えばミミッキュ相手などで役に立つ。

ミミッキュにこのドヒドイデを後出し、剣舞されたターンからZシャドクロ→Z黒い霧→剣舞→熱湯→シャドクロで受けきれる。舞Zシャドクロが8割、舞シャドクロが4割程度なので、再生と黒い霧の合間に熱湯の試行回数を稼げる。

ミミッキュでギリギリなので、ガルドの舞Zシャドクロは受からない。が、対面からなら対物理ガルドも分があるだろう。舞Zシャドクロ持ちは九分九厘キンシを切っているので、仮にドヒドイデが落ちても裏で対処しやすい。特殊ガルド相手でも最遅ガルドの下を取っていることに注意すればある程度の分のある勝負ができる。

ウルガモスにタイプ的に有利な点もあり、ウルガモスへ後出しから黒い霧Zとする事でやはり起点を阻止できる。1舞後はZ暴風まで確定で耐える(最高156ダメージなのでギリギリ)ので、破壊光線にZが乗ってたりサイキネを積まれてたりしない限り一発は耐える。

 

 

・さいごに

ルルドヒドイデのテンプレ構成である、「熱湯、どくびし、黒い霧、再生」から分かるように、どくどくが無くても仕事は出来、持ち物もヘドロやゴツメなど選択肢があるようなのでこの型でも強いのではないか、と考えて84ドヒドイデは生まれました。見れる相手と見れない相手が違うので、パーティに合わせてどういったドヒドイデが合うのか考えて選びたいですね。

この記事はドヒドイデの新しい可能性を示唆するもので、この型が従来のテンプレドヒドイデに勝る点ばかりではない事も重要です。あくまで1選択肢として、ドヒドイデを採用する際に思い出して頂けたらなあと思います。

 質問などありましたら気軽にどうぞ。