ポックルの対戦記録

とある毒ポケモン使いの考察記録です

エンニュート+光の粉ゲンガー【瞬間1800位】

シーズン2 お疲れ様でした!

対戦相手の方々、ありがとうございました。

今期の結果は最終4桁こそ維持できたものの、目標であった最終3桁には程遠い順位でした。結果は目標に満たないですが、記録も兼ねての構築紹介です。

 

 

今回使用した構築は「ひかりのこな」を持たせたゲンガーのみがわりを残すことを軸にしたものです。

 

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・基本選出

エンニュートの電磁波+がむしゃらで削りと麻痺撒きを行い退場、うらのひかりのこなゲンガーでみがわりを4回選択。

避ければ悪巧み、相手の裏ごと削り取る。

 

3匹目には相手構築に刺さる枠を用意して、最終対面を制する。

 

 

・構築詳細

 

☆ゲンガー@ひかりのこな

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実数値:135-63-81-182-95-178

努力値:0-0↓-4-252-0-252↑

技構成:悪巧み みがわり シャドボ 気合玉

 

単に先制すればみがわり4連打を押し付けられる。が、麻痺相手だとこの対面が更なる有利確率となる。

 

1回の試行でみがわりが割れる確率は、麻痺で痺れない75% かつ ひかりのこなで避けない 90% の積であるから、0.75×0.9=0.675

つまり、余事象を取ると32.5%でみがわりが割れないことになる。

ひかりのこなが無ければ単に25%であるから、1度なら大差はない。

 

これを4回試行できるのがミソ。

 

0.675を4乗すると、0.20759…

つまり、みがわりが割れない確率はやはり余事象を取って約8割となる。

 

麻痺サポートがあれば、相当高確率でみがわりが残ることがわかる。

 

みがわりが残れば悪巧みor対面突破のうち、有効な方を選択。

結果として、麻痺した相手とその裏、2匹をダイマックス未使用で相手取ることが可能となる。

 

無論、悪巧み後のゲンガーでダイマックスを切るときもあり、悪巧みで威力が倍となったダイホロウで制圧するのも有用だった。

 

 

大きな欠点は、ドラパルトに弱いこと。みがわりの使用回数によってはドラゴンアローで本体が沈むし、そもそもすりぬけで全てが終わることも多々。

 

ドラパルトがいない構築には無類の強さを誇ったが、ドラパルトがいるだけで選出を制限される並びは、やはり難しいのであった。

 

 

エンニュート@気合のタスキ

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実数値:143-62-81-163-80-185

努力値:0-0↓-4-252-0-252↑

技構成:電磁波 どくどく がむしゃら 火炎放射

 

ゲンガーのサポートとして、また安定した先発要員として最適だったのがエンニュートである。

適性があると判断した理由は、

 

1.麻痺を撒ける

2.汎用性のある削り技

3.攻撃技の通りのよさ

4.初速

 

あたりが挙げられる。

 

1はもちろんのことだが、2も相当重要だと感じる。

ゲンガーがみがわりを残して突破する相手は、すでに一撃で落とせる状態の方が好ましい。

みがわり連打中に、麻痺しただけでHPが多く残った状態で裏に引かれると、のちのちダイマックスターン枯らしの肉壁にされがちである。

「あと1ターンで落とせる」という状態にしておくことは結構ご利益があるのだ。

 

また、今期特有の時間制限により、TODを考えても裏のHP割合は重視したい。

 

 

3の「攻撃技の通りの良さ」については、電磁波が効かない相手筆頭のドリュウズを対面突破できるところがやはり大きい。

がむしゃらと麻痺撒きに限定すればストリンダーも使用できるし、何ならストリンダーの麻痺撒きは挑発無効に命中100と、むしろこちらの方が優秀。

 

しかし、地面枠の後投げをケアできる技を考えると、圧倒的にエンニュートが偉い。

そこを考慮してやると、最後の枠がどくどくなのも納得頂けるだろう。

 

どくどくがむしゃらによる1-1交換。地面枠と1-1を取る行為は、とくに毒統一という戦略に於いてはこちらに利があるといえる。例えるなら…

 

「こちらがチョキのカード×3で、相手がグーチョキパーのカードを1枚ずつ持っていて、無理やり相手のグーをこちらのチョキと相殺させられる」

 

✊✌️🖐  vs  ✌️✌️✌️

が、

✌️🖐   vs   ✌️✌️

 

たまーに相手がグーを2つ持ってたりする(地面2枠入りの構築)けど、基本的にバランス良く組んでいる人が多いので、ただの1-1が我々にとってはメリットになりがち。

 

 

☆ストリンダー@風船🎈

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実数値:153-165-91-×-91-124

努力値:20-252↑-4-0↓-4-228

技構成:ギアチェンジ じごくづき ドレパン ワイルドボルト

 

ゲンガーはドラパルトとダイジェット勢が苦手なので、そこに強めなダイマックス枠としてストリンダーを続投。

 

ギャラドスが重かったため風船を付けたが、その分トゲキッスがギアチェンジ後のダイサンダーで落ちないときがある。

珠にするかは環境と相談か。

 

前回の記事に比べて、ほぼ耐久をなくしてsに振っている。これは、スカーフサザンドラまでギアチェンジ後に抜ける調整としたため。

ヒヒダルマ抜きにしたい→じゃあもう少し上にサザン居るし抜いとこうか といった流れ。

さらに上となるリザは、スカーフなら火力が低いので怖くなく、ダイジェットされたらそもそもギアチェンジをする隙すらなく、手に負えていないので、抜く必要性はほぼないと判断した。

 

ほんとに有利な対面でしかギアチェンできないので、出せる構築・積める対面は制限される。常套句だが、「嵌まれば強い」。

 

 

ハリーセン@弱点保険

 

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実数値:143-154-121-×-76-126

努力値:20-196↑-124-0↓-4-164

技構成:剣の舞 じごくづき 起死回生 滝登り

 

※調整ライン

ダイマックス状態で、ステロ+陽気ドリュウズのダイアース≒珠地震を最高乱数切り耐え

S+1リザードン(167×1.5=250.5→250)をすいすい(126×2=252)で抜き

 

 

裏のエース枠。水技の通りが良いとき、ドラパルトなどゲンガーでは勝負しづらいとき、などなど出す場面は多い。いや、多過ぎた。

 

こいつを通す試合ばかりになり、本構築のメインエースは気付いたらハリーセンに。

 

ダイストリームによって水技の威力を1.5倍にしつつ、素早さは2倍。ギアチェンジですね。

 

さらにやばいのが剣の舞の存在だ。

良い相手と対面できたら、流し際の剣舞、次ターンにダイマックスで耐えつつダイストリームとして、火力3倍、素早さ2倍のハリーセンが誕生。

相手は降参ボタンを押す他ない。

 

サブウエポンもなかなかで、ダイナックルを最高威力の威力100で放てる起死回生は特筆したい。

ダイマックスが切れた後は消耗しているから、起死回生の威力もいい感じに上がっていることが多い。

 

また地獄突きのダイアークも範囲として優秀。水技を耐えに来たドラパルトを屠ることを目的として採用した。悪、格闘、水の範囲は広い。

 

 

クサイハナ@進化の輝石

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実数値:167-63-132-105-98-60

努力値:252-0↓-236↑-0-20-0

技構成:力をすいとる 眠り粉 ギガドレ ムンフォ

 

※調整ライン

ドリュウズのダイアースを超高確率で2耐え

サザンドラの特化ダイバーン耐え

 

 

ねむりごなの試行回数を稼ぎ、裏の無償降臨を狙う。

裏の無償降臨後、2/3の確率で無償積みが成立するので、全抜きが狙える。

 

要するに、7世代でいう「モロバレル+アーゴヨン」が散々やってきた流れを行うべく、硬い後攻催眠枠で代用している。

 

ストリンダーのギアチェンジ、ハリーセンの剣の舞は基本的にここから繋ぐ。無償で積めたらそのまま全抜きできるスペックを有するので、ねむりごな外しのリスクを負う価値はある。

 

力をすいとるによる純粋な物理アタッカーへの詰ませ性能も魅力で、物理のダイマックスを、見てから落ち着いて受け切れたりと、ただのクッションに留まらない性能を見せた。

 

ムーンフォースサザンドラ意識の技であるが、試行回数を稼げばC低下から起点を作ることも可能である。

 

 

スカタンク@シュカのみ

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実数値:207-121-121-×-82-108

努力値:228-60-180↑-0↓-4-28

技構成:ふいうち じゃれつく どくづき イカサマ

 

※調整ライン

・陽気ASドリュウズイカサマ+ふいうちで最低乱数2連以外突破(255/256)

剣舞ミミッキュのじゃれつく確定耐え

・ひかえめサザンドラの流星群耐え

・麻痺した最速ドラパルト抜き抜き

・4振りロトム抜き

 

ダイマックス同士においての対面性能が非常に高い枠。

エスパーが受かる悪枠だが、ブリムオンのマジカルシャインは確定2発なので過信は禁物。

 

初手から電磁波展開しづらい場合、こいつを投げるとどうにかなることが多い。

 

基本選出がドラパルトに弱いので、ドラパルトに有利なのは特筆したい。ゲンガードラパルト対面で引く選択肢が存在するだけで美味しい。

 

シュカのみは基本的に地面タイプに一致抜群を突ける枠に譲りたいが、イカサマふいうちでドリュウズを縛れる点を考えるとスカタンクも適役だ。

 

不一致地震程度ならシュカなしでも基本的に確定耐えするので、チョッキに変えたくなる場面も多かったが、ただドリュウズのためにだけでもシュカをこいつに渡す価値はある。

本来相手視点だと地震安定に見えることが有効で、「対策枠っぽさ」の臭いを掻き消しているのがポイント。

「私対策枠でっせ〜」という顔をした対策枠の数倍は、狙いがうまくいく。

 

 

・さいごに

以上が今回の構築です。

 

最終週の環境に刺さりが悪いと感じ、そもそもの軸を改変したので供養として投稿しました。

最終週はドラパルト入りが多く感じ、裏選出ばかり出していたことから、ゲンガーの型を変えるべきと判断しました。

 

ですが、また環境が変わりドラパルトが減った時、ひかりのこなゲンガーは帰ってきます。

 

そのときは覚悟していただこうか。

 

 

 

というか、プレイヤーの運が悪すぎて、ひかりのこなによる回避を実際に目撃したことはありません。合計30回以上はひかりのこなチャンスを見たはずなのですが、1度も避けず…。

さすがにおかしいと思い、「8世代からはみがわり状態でひかりのこなは無効」のような新仕様が出たのではないかと野生ポケモンで検証したところ、普通に避けました。

 

いやいやランクマでのみのバグかも知れんと、少しまだ疑ってますが、それにしても少しは避けてくれても、ええんやで?